(1)サンデーサラブレッドクラブ募集のモーリス産駒は9頭
昨日(2019年5月31日)、サンデー・社台サラブレッドクラブのホームページにて本年度募集馬のカタログ写真のPDFファイルがUPされた。
今日は、その一部を紹介させていただきます。
前回のドゥラメンテ産駒に続いて、第二弾は新種牡馬のモーリス産駒になります。
基本データから紹介します。
(2)サンデーサラブレッドクラブ募集モーリス産駒写真
関東馬4頭、関西馬5頭の合計9頭。牡馬4頭、牝馬5頭で、40万円~250万円まで、低価格帯、中価格帯、高価格帯と幅広い層が選べるような工夫が施されている。
(3)ドゥラメンテよりもモーリスのほうに良血の繁殖牝馬をつけている理由
ドゥラメンテ産駒の1口平均価格が83万円に対して、モーリス産駒の1口平均価格は117万円。
モーリス産駒のほうが約30万円高い。つまりモーリスのほうが繁殖牝馬の質が上ということを示している。
これは必ずしもドゥラメンテよりもモーリスのほうが上という、種牡馬としての能力の優劣を生産者がつけていることにはならない。
この差は、ドゥラメンテは祖父がサンデーサイレンスに対して、モーリスは曽祖父がサンデーサイレンスという血統背景の違いからくるものだ。
社台グループの良質の繁殖牝馬には自ずからサンデーサイレンスの血が入っているケースが多い。
気性が強く出るサンデーサイレンスのクロスがあまり前面に出ると、アドバンテージよりも弊害のほうが大きい。
ドゥラメンテとモーリスの相手となる繁殖牝馬の違いには、そんな牧場サイドの意図が見える。
(4)モーリス産駒の特徴
アロマティコの18、アドマイヤセプターの18、ジェンティルドンナの18など後肢の長い産駒が多い。これはよい兆候だ。
ジェンティルドンナの18の場合は5月の遅生まれという理由でトモ高に映るのは当然として、上記の前者2頭が特によく見える。
飛節は直飛の馬が多いのも産駒の特徴になる。
直飛節の馬は後肢を軸に一完歩を大きく踏み出すことができるなど利点が多いとされて、こうしたタイプの馬を好む人が多い。
ダート馬にありがちな筋肉ムキムキタイプも見られず、柔らかそうな筋肉を持つ芝馬特有の馬体をしている。
個人的には、ドゥラメンテ産駒よりもモーリス産駒のほうが好みだ。
(5)出資希望馬は2頭
以前、このブログで「 【この中に当たりがいる】社台、サンデー、G1サラブレッドクラブ2019年募集馬 」という記事を書いた。http://soumaryouzanpaku.net/2019/04/22/king-kamehameha/
母父がキングカメハメハの馬に光を当てて、社台グループの2019年募集馬で該当する馬のリストを作成した。
以下に再掲させてもらいます。
上の表でモーリス産駒は2頭いる。
それがアドマイヤセプターの18とアロマティコの18で、奇しくも、さきほど後肢が長いと評価した馬に重なる。
この2頭を当然出資候補に挙げたいところだが、今年はあいにく予算の上限を100万円としている。
175万円は出せないので、アドマイヤセプターの18は断念した。
そこで、アロマティコの18に加えてモルガナイトの18を候補に追加した。
この馬の肩回りの豊かな筋肉や大きなトモには目を引かれる。
ふっくらとした体形は緩く映るが、むしろ、これからトレーニングで肉体を彫塑してゆき競走馬の理想的な体型に仕上げるためのノビシロが大きい。そう判断する。
マジックタイムの18はやや細く映るが、これは4月生まれのハンデによるもの。
今後の成長に期待したい。測尺次第ではこの馬も候補の1頭になるかもしれない。
ほかにもジェンティルドンナの18はこれまでのジェンティルの子どもの中で一番の出来ではないか。
ドナウブルーの18もバランスよくまとまっていて捨てがたい。
モーリス産駒は馬体の良さで目移りする。
個人的にはドゥラメンテ産駒よりもこちらを強く推す。
ともあれ、上に名前を挙げた馬たちをめぐって、会員たちのは激しい争奪戦となることは間違いない。
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