【オーサムウインド】ディープインパクト産駒良血牝馬ようやくデビュー

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(1)ディープ3人娘の明暗

以前、姉妹ブログの「相馬の梁山泊」に「素朴な疑問~よい馬体の馬は本当に走るのか?その①グランアレグリアの巻」という記事を書いて、オーサムウインドを紹介しました。

https://ameblo.jp/aromacandle777/entry-12380842806.html

勝手ながら恐縮ですが、2017年のサンデーサラブレッドクラブで募集されたディープインパクト産駒の牝馬3頭をディープ3人娘と呼ばせてもらって、3頭の比較をしたことがある。

この3頭はグランアレグリア、ティグラーシャ、オーサムウインドで、いずれも1口175万円で、良血、好馬体という共通点を持つ。

3頭の1歳募集時カタログ写真をもう一度掲載させてもらいます。

 グランアレグリアの1歳募集時
オーサムウインドの1歳募集時
ティグラーシャの1歳募集時

この3頭は同じ1口価格の良血牝馬でありながら、明暗を分けた。

グランアレグリアは一番早いデビューを果たし(2018年6月3日、2歳新馬)、その後の快進撃と桜花賞制覇はみなさんのご存知の通り。

ティグラーシャはなんとか2歳時デビューには間に合い(2018年12月9日)、新馬戦を快勝するが次走の500万下特別戦つばき賞(2月16日)では6着と敗れ、430キロの華奢(きゃしゃ)な馬体で、馬の成長を待ってクラシックには間に合わなかった。

最後のオーサムウインドは2歳時の2018年10月12日に入厩し、11月11日のデビューも決まったが、調教で馬体重が400キロを割り込んだため、デビューはいったん白紙となりノーザンファームしがらきに戻された。

その後、捻挫や関節痛などのアクシデントに見舞われてデビューが伸び、ようやく5月19日(日)京都・芝1400m戦に藤岡康騎手でデビューが確定した。

(2)3頭の比較(測尺から考える)

3者3様の結果となったが、ディープ3人娘の間でどうしてこんなに差が開いてしまったのだろう。

これを検証するために、まずは2017年6月の募集時測尺から3頭を比較してみたい。

① グランアレグリア (美浦・藤沢和厩舎)

体高153.0・胸囲172.5・管囲20.4・体重427kg

②ティグラーシャ(栗東・池添学厩舎)

体高152.0・胸囲164.0・管囲19.3・体重386kg

③オーサムウインド(栗東・友道厩舎)

体高150.0・胸囲171.0・管囲19.6・体重401kg

上のデータから見て、一目瞭然。

3頭のうち、体高、胸囲、管囲、体重のいずれの点でもグランアレグリアの優位が確認できる。

ちなみに、先日、リナーテとマルケッサの姉妹を比較した際も、競走成績において優れているリナーテが測尺面でマルケッサを上回っていた。

このとき、馬体重は420キロ以上が理想と結論づけたが、グランアレグリアの募集時体重も427キロ。この原則が適用できる。また、管囲も20センチ以上が理想という評価がこの馬にも当てはまる。

(3)3頭の比較(カタログ写真から考える)

この3頭の募集時の私の馬体評価は、高評価順に、ティグラーシャ⇒オーサムウインド⇒グランアレグリアだった。

会員の最終人気の順は、オーサムウインド(第一希望96票)⇒ティグラーシャ(第一希望66票)⇒グランアレグリア(第一希望40票未満)だった。

測尺データでグランアレグリアの優位が歴然としているのに、私も大多数の会員もいったいどこを見ているのか。節穴の目を嘆くばかりだ。

なぜオーサムウインドやティグラーシャに人気が集中したのかというと、第一に母馬の成績が挙げられる。

オーサムウインドの母オーサムフェザーはアメリカで11戦10勝。G1BCジュヴェナイルフィリーズ、G1ガゼルSなどに勝利した。

ティグラーシャの母シーズアタイガーはG1デルマーデビュタントSに勝利した。

オーサムフェザーもシーズアタイガーもアメリカ2歳牝馬チャンピオンの名牝だ。

かたやグランアレグリアの母タピッツフライはジャストアゲーム、ファーストレディSなどアメリカG1競走を2勝するが、肩書の上で上記2頭に劣る。

さらに、カタログ写真から考えてみると、ティグラーシャの馬体はすっきりとしている。いっぽう、グランアレグリアやオーサムウインドはぽっちゃりとしていて、まだまだ馬体が緩い。

私たちは馬体の良しあしをレース前のパドックでの馬体をイメージして考えがちだ。調教で仕上げてめいっぱいに絞った馬体を好馬体と判断する。

こうした基準で見ると3頭のうちティグラーシャがもっともすっきりと仕上がった、よい馬体に映る。ここが落とし穴だ。

まだ調教前の1歳時にティグラーシャのようなスマートな馬体は、馬がこれから成長してゆくときに馬体重の減少というリスクを抱える不安要素となる。

むしろ、ぽっちゃりして緩く見えるグランアレグリアやオーサムウインドのほうがこれから育成過程の調教で融通がきくノビシロを持っている。

ここでいったん教訓として結論を書くと、以下のようになる。

1歳カタログ写真でスマートに映る馬体の馬はハイリスクの馬。

(4)ディープ3人娘の中でグランアレグリアが活躍した理由

見出しに書いた理由として挙げられるのは、馬そのものの血統的背景や能力がまず第一に挙げられる。これは測尺データで示した。

それ以外に挙げられるのは、やはり調教師の腕は当然だ。

グランアレグリアを管理する藤沢和雄調教師については今さら書くまでもない。

いっぽう、ティグラーシャの管理する池添学調教師は預託された良血馬の能力をうまく引き出しきれないという悪評がつきまとっている。ティグラーシャの気性からくる場体重減少という、馬そのものに問題を抱えているのは確かだが、松田博資師や堀宣行師などの名伯楽は、問題のある馬をうまく育ててG1を勝たせることで名声を獲得した。

この2人と比較するのは気の毒だが、池添学師はまだ経験不足という評価は否めない。

さらに、ノーザンファーム天栄を改修後に、格段にノーザンファーム生産の関東馬の成績が上昇したことも理由に挙げられる。

3頭のうち、グランアレグリアだけが関東馬で、天栄の恩恵を一身に預かったというメリットも無視できない。

今年の募集馬で、サンデー関東馬で、上記に掲げた測尺データに叶う馬を狙いうちすれば、大当たりを引ける確率がグンとアップすることは間違いない。




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