【1口馬主】堀宣行厩舎/極私的厩舎別満足度/第ニ回

スポンサーリンク

この企画を思いついて、ろくに調べもせず、
第一回に美浦の上原博之厩舎を持ってきてしまった。
今年、社台・サンデーで上原厩舎の預託馬はいないって。
いきなり、はずしてしまったけれど、気を取り直して、
第二回は大方の会員に関心が高い美浦の堀宣行厩舎だ。
予めお断りしておきたいのは、「極私的」とタイトルでも銘打っているように
この企画は私の個人的な出資馬からその厩舎のイメージを書いた記事であって、
これまで同厩舎の預託馬のすべての成績と調整過程を調べた上での
客観的な評価を目的とするものではない。
このことを皆さんにご了解いただくようお願いします。

評価基準は以下の通り。引退調教師は除く
★…敬遠したい
★★…普通
★★★…大満足

堀宣行(美浦)★★★ 出資馬:サザナミ(グリーンファーム愛馬会、オープン、5勝)

堀師と言えば、ダービー馬のドゥラメンテ。
このドゥラメンテ以前と以後とでは、師に対する一般の評価は異なる。
堀厩舎のストロングリターンが2102年の安田記念で優勝した。
このときの共同会見を堀師は拒否して、JRAはこの事態を問題視した。
「人前で話すのは苦手で、真っ白になる」
というのが堀師の言い分だが、なんとも子どもみたいな言い訳だ。
この一件が物語るように、堀師は腕はいいけれど、
癖がある調教師という一般的なイメージだった。
それが、2冠馬ドゥラメンテを送り出してから、称賛の一手に世論は変化した。
関東の藤沢、関西の池江、角居と並ぶ競馬会のカリスマ調教師として名を馳せている。

私が出資した馬で堀師にお世話になった馬はディープインパクト産駒のサザナミだ。
グリーンファーム愛馬会の募集馬。
募集時に馬体重が373キロしかない小柄な馬で、入厩まで残口あり。
つまりは売れ残りの馬だった。
ドゥラメンテの同期の2012年生まれだから、まだダービーを取る前だったから
堀厩舎でも人気はなかった。
募集時の写真や動画で柔らかでしなやかな動きが気になって、1口だけ申し込んだ。
もし、成長して400キロを大きく越えるようなら、数口追加しようと考えていたが、
さほど体重は増えずに、入厩、募集締め切りを迎えてしまった。
それでもギリギリまで追加するか迷っていたことを思い出す。
2014年8月、戸崎騎手鞍上で新潟1400mの芝でデビューして1番人気4着。
デビュー時も396キロと、400キロを割る小型馬だった。
大成は期待できないな、と半ばあきらめた。
ところが、年を越して2015年2月の東京芝1400mの未勝利戦を福永騎手で勝ち上がると
同年の8~9月にかけて芝1200mで連勝。
翌2016年4月にはシュタルケ騎手で1600万下を勝ち上がり、オープンにまで上り詰めた。
重賞は3回出走したけれど、いずれも大敗。
G2京王杯スプリングカップ12着
G3ターコイズステークス11着
G3京都牝馬ステークス10着
馬体重は最重で426キロまでで、引退レースの京都牝馬ステークスでは418キロと
最後まで小さいままだった。
このような小さい馬を仕上げるのは多大な困難を伴う。
過重な負荷をかければ、さらに体重を減らすことになるから、
あまり強く追いきることができない。
強い調教ができなければ、馬は仕上がらず、
レースにいって、よいパフォーマンスを示すことはできない。
こうした難しい馬を、堀師はよく鍛えて、オープンまで導いてくださった。
堀師の特徴は、何か欠点を抱えた馬を
うまくフォローし、ケアしながら育てるところにある。
繋ぎが立ち気味で、
脚もとの不安を見ながらの調整だったドゥラメンテがまさにこのようなタイプだった。
好馬体ながら、募集時にやはり小さく、体質も弱かったヘリファリテも同じ。
問題を抱える馬を優しく包み込むようにして名馬に完成させる、
かつての栗東の松田博資師のようなイメージだ。
だから、堀宣行預託だからと言って飛びつくのは危険だ。
何か弱いところがある、と疑ってかかる慎重さも必要になる。
今年の社台・サンデーでは
5シャンパンドーロの2017
13フーラブライドの2017
102ジョコンダⅡの2017
133ハワイアンウインドの2017
143ピースバーグの2017
以上の5頭が預託予定されている。

ジョッキーはミルコ・デムーロ騎手を筆頭に
モレイラ、ムーアなど勝負ががりのときに外国人騎手を乗せると
俄然、勝率がいい。
こんな騎手起用も堀厩舎人気の要因だろう。
日本人では石橋脩騎手を乗せることも多い。

2015年にリーディングトレーナーとなってから、
2016年5位
2017年4位
2018年9位
と常にトップ10に入っている。

今年も堀厩舎の馬はブランド力もあって人気に拍車がかかることが予想される。
ただ、クラブ側も堀人気を見越して、価格を幾分、盛っている。
ここは、きちんと馬体を見て、割高の馬をカットして
上手な馬選びに徹することを心がけたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする