(1)前回までのおさらい
前回、サンデー、社台、G1第二次募集馬のうち当たり馬の候補として4頭に絞った。
選考方法は以下の手順を踏んだ。
①測尺から3条件(胸囲172cm以上、管囲20cm以上、体重420~455キロ)を設定して、このうち2条件以上合致するものを選ぶ。
②①の条件にあてはまるもののうち、牝馬と良血で上が期待外れに終わった牡馬。
③さらに、馬体重が 469 キロと重すぎる外)ターフドンナの18と体高が 160.0 cmで将来大きくなりすぎるリスクがある外)ミノレットの18 を消した。
残ったのは4頭。
今日はさらに1頭を消す。
(2)動画で歩様をチェックする
実は、ここまでの選考はいずれも測尺だけから判断し、馬体写真や動画、血統、厩舎などを一切考慮にいれなかった。
それは、なるべく主観を排して、客観的なデータだけから馬選びをするとどうなるか、というある種の実験的な試みをとったからだ。
馬選びで写真も動画も参考にしない。
これはあんまりだ。
だから、今回は動画をチェックして、主観的な判断から選馬をしてみた。
今回のターゲットはコレクターアイテムの18 だ。
ご覧の通り、写真の立ち姿は威風堂々としており、牝馬らしからぬ迫力あるボディーの持ち主だ。
ところが、歩かせてみると、歩様の悪さに驚いた。
前脚の歩幅が狭い。
他の馬、サンデーサラブレッドクラブで本年度募集にかけられたマトリョーシカの18と比べて見るとわかる。
コレクターアイテムの18の歩き方は窮屈な印象を受ける。
サラブレッドは前脚で掻き込んで走る。
だから、前脚の歩幅が小さいということは、可動域が小さいことを表している。
これではいっこうに前に進んでいかない。
歩幅が小さくてもピッチ走法で走る馬がいる。
このような馬は、歩幅が狭くても脚の回転が速いために、推進力を得ることができる。
ドリームジャーニーやアストンマーチャンなどがこうしたタイプだ。
だが、ドリームジャーニーの歩様を見ると、足さばきは軽くてしなやかだ。https://youtu.be/1PjGBsckXZI?t=1
コレクターアイテムの18のそれは固くてぎこちない。
(3)コレクターアイテムの18は消し
G1サラブレッドクラブの先行受付け、第二次募集馬の名簿を見ると、オレンジ(残り口数が5口以下)や黄色(残り口数が6口~10口)で残口わずかの馬が示されているが、 コレクターアイテムの18はこの印がない。
また、netkeiba.comの掲示板書き込みもわずか1件だけだ。
この馬は全く人気がないのも頷ける。
会員はよく見ている。
コレクターアイテムの18は迷わず消しだ。
これで、当たり馬の候補は3頭になった。
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