6月29日(土)
【G1】
<牡馬>マイルポスト 、父リアルインパクト、美浦 ・小笠倫弘 厩舎
函館 5 レース(芝1200m)ルメール騎乗
リアルインパクト産駒は安い。
本馬は1口40万円。
同じ6月29日に福島 5レース(芝1200 m)でデビューするアルムブラストは1口45万円。
なぜ安いかというと、リアルインパクトの種付け料が80万円(受胎確認後)<2016~2018年度>と格安に設定されているからだ。
これはたとえばモーリスの種付け料400万円に比べると4分の1の安さだ。
種牡馬の種付け料は産駒の競走成績によって決まるが、まだ産駒がデビューしていない時期の種付け料は、種牡馬の現役時の競走成績に加えて、需要と供給の関係という市場原理で決定される。
もちろん、競走馬の場合はあらかじめ需要は予測できない。
だから、価格には生産者の思惑が潜んでいる。
高い種付け料の馬の子どもが走るという確証はない。
でも、売り手としては、種付け料に見合った繁殖牝馬につけて、生まれた子をアピールして、高く売ろうとする。
つまり初年度産駒の価格は同じ需要でも、売り手によって作り出された需要を反映するもので、これは産駒の競走成績という実態のないものだ。
売り手がショボい生産者であれば、猿芝居はすぐに馬脚を現すが、今や生産界は天下の社台グループが支配している。
経済用語で言えば、競走馬市場はいまや寡占いや独占市場となって、プライスリーダーの社台グループに価格決定力がある。
一例を挙げれば、モーリスの場合、質のいい繁殖牝馬につけているから産駒からある程度は活躍馬を出すだろうが、大半の馬の出資者や馬主は高い買い物をさせられることになる。
つまり何を言いたいかというと、まだ産駒がデビューしていない種牡馬の種付け料は「活躍見込み」という希望的観測を示したもので、産駒の能力を適性に示した価格ではない、ということ。
逆に、種付け料が安い⇒産駒の価格が安い馬が「安かろう悪かろう」と考えるのは、まったく根拠がない。
むしろ、こうした産駒に思わぬ掘り出し物が潜んでいる可能性がある。
こうしたわけで、リアルインパクト産駒は掘り出し物の宝庫といっていい。
安いのは、マイル適性の産駒が多いためで、クラシック志向のある馬主に嫌われる。
そんな単純な仕組みであって、マイル適性の馬からも将来クラシックを勝つ馬が登場する可能性を排除でききない。
マイルポストもそんな掘り出し物の予感がする!?
今日6月26日(水)ウッドチップコースで追い切りました。5Fから67.6-52.7-38.7-12.7秒の時計を併せ馬でマークしています。
G1サラブレッドクラブホームページから引用させていただきました。
「当初は反応が鈍いところがありましたが、ここにきてだいぶ気が入ってピリッとしてきました。体は立派に映りますが、今日のひと追いで態勢は整うはずです。念のため明後日(金)にゲートの確認を行います」(小笠調教師)
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