【社台・サンデー先行・二次募集】どの馬に行くか(中編)

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(1)はじめに

(1)はじめに 社台・サンデーサラブレッドクラブの2022年第一次募集を先日、締め切った。 会員の皆さ...

前回は先行・第二次募集の対象馬のうち、出資候補となるサンデーの牝馬について、とんぼ君とめがね君とに語ってもらった。

中編の今回はサンデー牡馬がテーマだ。

存分に本音で語ってもらう。

(2) 「デアレガーロの21」 はダートでそこそこ稼ぐ

サンデーの牡馬で測尺がプラス評価値の馬は「デアレガーロの21」「フーラブライドの21」フロールデセレッソの21」の3頭。このなかのどれがいいの?

まず「デアレガーロの21」だけど、祖母の スーヴェニアギフトはクズを出さない一族で、今年に入ってもプレサージュリフトがクイーンカップ(GⅢ)を勝つなど、活力のある血統だね。母のデアレガーロも重賞勝ち馬だ。馬体写真はふっくら見せていて、毛艶もよく、腱も健康的に発達していて、いわゆる三味線も見えている。歩様もしっかりしている。

三味線:脚に縦に筋が通っていること。左前脚にわかりやすく白線で色を付けて示した。

めがね君にしては、珍しく褒めているね。「デアレガーロの21は」そんなにいい馬なの?

やはり、カタログ写真の冒頭には、変な馬は置かないよ。ただ、ロードカナロア産駒は近年価格が高騰していて、1口175万円が嫌われた理由なんだろう。あと50万円安く、1口125万円なら一次で完売しただろう。

それじゃあ、この馬は出資候補から外した方がいいのかい?

馬の状態はよく、順調なら勝ち上がりは問題ない。ただ、 1口175万円 をペイできるかどうかはわからない。6月下旬で馬体重はすでに454kgもある。母父マンハッタンカフェを考えると、この馬はダート馬なんだろうね。ダートでそこそこ稼いではくれると思う。お金がある人は行ってもいいんじゃないかな。

(3) 「 フーラブライドの21 」 は水準級

次の「 フーラブライドの21 」はどうだい?

馬体写真を見ると、首が長く、距離は1800~2000mの中距離馬だね。母は重賞2勝馬だけれど、産駒の成績がパッとしない。上のきょうだいが走っていないから 「 フーラブライドの21 」 は敬遠されたんだろう。

馬の出来はどうだい?

馬体、歩様ともに水準級。悪くはない。かと言って、押し材料もあまり思いつかない。サンデーサラブレッドクラブの馬は水準以上の馬が揃っているから、 「 フーラブライドの21 」 ぐらいの出来では目立たない、と言ったところが正直な感想かな。父エピファネイアはキングカメハメハ牝馬やサンデー系の牝馬、特にディープインパクト産駒の繁殖牝馬との相性が抜群にいい。 その点、「 フーラブライドの21 」 は母父がゴールドアリュールで、一枚落ちる。ダートでもやれそうだが、血統的にももう一つ押し材料が足りない。

(4) 「フロールデセレッソの21 」は一発ある

最後に「 フロールデセレッソの21 」の評価はどうだい?

モーリス×スウェプトオーヴァーボードの配合はスピード×スピードで、結構面白い血統だと思う。5月7日の遅生まれであるにもかかわらず、6月下旬で馬体重はすでに460kgもある。どこまで大きくなるんだろう。

大きくなりすぎて脚もとが不安だね。

脚もとのリスクはサラブレッドのどの馬にもある。 「 フロールデセレッソの21 」 は血統と馬体は明らかにスプリンター。短距離馬はマッチョなほうが走る。トップススピードに瞬時に乗せるには、それ相応の筋肉量がいる。だから、 6月下旬で460kg はむしろ歓迎なんじゃないかな。

動画を見ると馬体はやっぱりでかい。

大きい馬だけれど、重苦しさはない。歩様は後肢の踏み込みが深く、いいね。三味線もはっきりと出ていて、腱の発育が良好なのもいい材料だ。上のきょうだいもそこそこ走っているので、
「 フロールデセレッソの21 」 は なかなか面白い存在だ。もしかしたら、一発があるかもしれない。

次は、社台に行ってみよう。

社台の検討は、また次回にとっておくことにするよ。

【社台・サンデー先行・二次募集】どの馬に行くか(中編)終わり


【社台・サンデー先行・二次募集】どの馬に行くか(後編)に続く

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