【ドナウデルタ】京都牝馬ステークス出走~期待と不安

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(1)今週の京都重賞は京都牝馬S。社台・サンデーから5頭出走。

今週は関東では今年初めてのG1競走フェブラリーステークスを迎える。一方、京都ではG3京都牝馬ステークスがメインとなる。

同レースには17頭が出走するが、このうち、サンデーサラブレッドクラブから3頭。

・アルーシャ(5歳、父ディープインパクト)

・ドナウデルタ(4歳、父ロードカナロア)

・リナーテ(6歳、父ステイゴールド)

社台サラブレッドクラブから2頭。

・アマルフィコースト(5歳、父ダイワメジャー)

・リバティハイツ(5歳、父キングカメハメハ)

と合計5頭が大挙して出走する。

やはり1口馬主で出資するのは牝馬に限る。

クラブ馬は貸与という形を取り、活躍馬は引退後は繁殖牝馬として牧場に帰ってくる。

しかも、6歳春に強制引退させられるから、レースで消耗することもない。

だから、クラブとしては1口馬主の募集時に良血のラインナップを揃えることを厭わない。

(2)出資馬ドナウデルタが初重賞制覇に挑む

この5頭の中に出資馬のドナウデルタがいる。

3連勝でオープンに上がってからの最初の重賞挑戦だ。

重賞競走自体は2歳時のG2デイリー杯2歳ステークス(5着)と3歳時、G3シンザン記念(9着)、桜花賞トライアルのG2チューリップ賞(4着)の3度、出走経験がある。

けれど、いずれも馬券圏内には届かなかった。

今から思えば、あのころは心身ともに成長途上。

まだ身が入っていなかった。

かかり癖があるのもあって、最後は息切れして失速した。

戦場を1400mに移したのが功を奏した。

かかり癖のある馬、たとえば カイザーバル (牝馬、2013年生まれ、父エンパイアメーカー) のような馬は、マイルでは長いが、1ハロン短い1400mで開眼することがある。

ドナウデルタもこの距離が適距離だ。

4連勝を狙う。

(3)ドナウデルタは連勝の疲れが心配

2月19日(水)は坂路コース単走で追い切られ、半マイル51.4-37.4-24.5-12.1の時計をマークしまし、北村友騎手が騎乗しました。北村友騎手は「いままではなかったのですが、今日の追い切りでは右に張っていました。それでも時計は出ていますし、良い状態でレースに使えるでしょう」と話していました。

サンデーサラブレッドクラブの公式ホームページより引用させていただきました。

上に引用した公式ホームページのコメントで調教をつけた北村友一騎手の言葉で気になることがある。

「右に張っていました」とは、どういうことか。

まっすぐに走れないということは、気性の問題か、馬が苦しがってよれたということが考えられる。

(ほかにも原因として、騎手や馬具の問題や、その馬特有の癖、脚の問題[故障や先天的な異常など]が考えられるが、今回のケースではいずれも該当しない)

「いままではなかった」と騎手が言っているから、気性ではなく、後者だろう。

つまり3連勝の反動で馬が疲れているのでは、という疑念が起こった

その矢先、netkeiba.comのドナウデルタ掲示板の書き込みで同馬の調教動画を見た人から「不正駈歩(ふせいかけあし)」を指摘する声があった。

「不正駈歩(ふせいかけあし)」とは、「前脚と後ろ脚で手前が違うこと」(競馬の用語辞典から引用)。

https://www.artist-ellenlefrak.com/word_277.html

要因としてはいろいろあるが、「背中、腰の疲れ、脚に怪我をしていると不正駆足になりやすい」(競馬の用語辞典から引用)という。

私の心配に根拠がついてしまった。

(4)ドナウデルタの調教タイムは過去最高

この調教でもたれていた事象について、スポーツ紙は各紙で微妙に伝え方が違う。

スポニチでは、 終始モタれていた点を問われると 北村騎手は「それは“余裕がある”といい方に捉えたいです」と答えたと伝える。

https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2020/02/20/kiji/20200219s00004192428000c.html

この表現は、北村騎手は内心で心配しているが、これを希望的観測で打ち消しているというニュアンスが伝わる。

おそらくこのコメントが実際のものに近いのだろう。

それがサンスポになると「時計が速くても余裕がある感じ。すごく力もつけている」と微妙なニュアンスはバッサリと切られていて、事象を単純化してしまっている。

https://race.sanspo.com/keiba/news/20200221/ope20022105050006-n1.html

ともあれ、調教タイムはこれまでの自己最高を出している。

陣営は重賞制覇を狙ってメイチの追切を敢行して、馬が少しこたえている。

それが右に張ってしまった真相かもしれない。

(5)ドナウデルタが勝ってサンデーSCの馬主ランキング巻き返しに期待

2月16日現在のJRA馬主リーディング(獲得賞金別)でサンデーサラブレッドクラブは現在第3位(28,783.0万円)。

(1位はシルクホースクラブで40,271.7万)

勝利数は11勝で、こちらは第5位と1位のシルク(18勝)に大きく水を開けられている。

ここで重賞を勝利して、なんとかシルクに食らいつきたい。

ドナウデルタがだめでもサンデー、社台のほかの4頭のどれかががんばってもらって、この勝利が社台・サンデーの起爆剤になってもらえればいい。

今週の京都牝馬ステークスでは社台・サンデーの5頭をまとめて応援しちゃいます。

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