【ブリックスアンドモルタル】は日本で成功するか/その①

(1)新種牡馬ブリックスアンドモルタルが社台スタリオンステーションに到着

昨日(2019年12月23日(月))G1-ブリーダーズCターフなど米芝G1レースを5勝したブリックスアンドモルタル(Bricks and Mortar)が、種牡馬として社台スタリオンステーションに到着した。

umaichi.comからお借りしました。

https://blog.goo.ne.jp/umaichi_news/e/f160d0eac366f6899844d3e69bf452a7

同馬は引退レースのブリーダーズカップ・ターフ(11月2日)を6連勝で勝利を飾り、G1の5勝目を挙げた。

すべてはあの悲しい出来事から始まった。

今年(2019年)7月30日、ディープインパクトが死亡した。

社台グループの屋台骨を支えた偉大な3冠馬の死にふさぎ込むことはなかった。

ディープの死から約1週間後の8月7日には、社台グループ代表吉田照哉氏がブリックスアンドモルタルを種牡馬として購入したことが発表された。

この電光石火の早業には唸った。

アメリカの年度代表馬候補の馬を短期間に買ってくる。

このスピード。行動力。そして裏付けとなる資金力が社台グループの強さの秘訣だ。

(2)ブリックスアンドモルタルは成功するか

ブリックスアンドモルタルの全成績は13戦11勝。うちG1が5勝。

戦績は申し分ない。

G1勝利だけ並べてみると、以下の通り。

ペガサスワールドカップターフ(芝9.5f )

ターフクラシックステークス(芝9f )

マンハッタンステークス(芝10f )

アーリントンミリオンステークス芝(10f )

ブリーダーズカップ・ターフ(芝12f)

勝ち距離は芝の1800~2400mで、中距離馬という適性だ。

日本の軽快な馬場に合うとの触れ込みで導入されたが、マイルのG1を勝っていないことが心配される。

(3)ブリックスアンドモルタルの血統を考える①父ジャイアンツコーズウェイの評価

ブリックスアンドモルタルの種牡馬としての成功の可能性を考える場合、手がかりとなるのは、父のジャイアンツコーズウェイ( Giant’s Causeway )の種牡馬としての評価から検討しなければならない。

netkeiba.comで獲得賞金1億円以上のジャイアンツコーズウェイ産駒を調べたら、6頭が該当した。

・エイシンアポロン(牡馬、2007年生まれ) 2億8,919.6万円、11’マイルCS(G1)優勝

・エーシンジーライン(牡馬、2005年生まれ)2億6,002.8万円、12’小倉大賞典(G3)優勝

・スズカコーズウェイ(牡馬、2004年生まれ)1億8,261.4万円、09’京王杯スプリングC(G2)優勝

・アンコイルド(牡馬、2009年生まれ)1億7,073.4万円、13’白富士S(OP)優勝

・ドリームキラリ(牡馬、2012年生まれ)1億6,594.6万円、18’欅S(OP)優勝

・エアマックール(牡馬、2005年生まれ)1億2,951.2万円、12’アルデバランS(OP)優勝

産駒でG1優勝はエイシンアポロンのみ。

エイシンアポロンのインパクトが強く、ジャイアンツコーズウェイ産駒といえばスピード馬という印象は、ほかの産駒たちが勝った重賞を見るとあながち誤りではない。

しかし、G1を勝つだけの力を備えた馬はエイシンアポロンだけというのは、いささか心もとない。

ジャイアンツコーズウェイ自体が早くに亡くなったので、サンプルが少ないということもあるが、総括すると、日本では中程度の成功と言っていいのではないだろうか。

【ブリックスアンドモルタル】は日本で成功するか/その①終わり

【ブリックスアンドモルタル】は日本で成功するか/その②に続く

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