【サートゥルナーリア】はダービーを勝てない!?皐月賞着差から考える。

(1)すべての競馬予想は願望である

ちょっと刺激的なタイトルをつけた。

本来なら、「サートゥルナーリアはダービーを勝てるのか?」でよかっただろう。

あえて、このような挑発的なタイトルをつけたのは、ダービーはシュバルツリーゼが勝つ、いや、勝ってもらいたいという願望が前提にあってこの結論につながるように、記事を記述(誘導?)しているからだ。

競馬は科学ではない。

客観的な予想を装っても、しょせんはすべての競馬予想は願望にすぎない。

こう言い切った上で、ダービー予想を始めたい。

(2)サートゥルナーリアの不安

ダービー前からサートゥルナーリアの不安が囁かれている。

その一番の不安が、ダービーで乗り替わりとなって勝った馬は1985年のシリウスシンボリを最後にいない、というもの。

さらには、テン乗りで勝った馬はいない。

東スポの記事を以下に貼っておきます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000080-tospoweb-horse

これは事実に即した予想なので、かなり説得力がある。

いくら天才レーンであっても、皐月賞ではかかり気味になったサートゥルナーリアの折り合いをつけて2400mを持たせるのは、初騎乗では至難の技だ。

この馬に乗り慣れて、うまく乗りこなした上でないと、ダービーの栄冠を奪取することは難しい。

さらに、父ロードカナロアの距離適性を考えると不安感が増す。

去年、ロードカナロア産駒のアーモンドアイがオークスやジャパンカップを勝ったではないか。

だから、産駒は2400mはもつ。

このように考えるのは早計だ。

アーモンドアイだけが規格外で例外と考える。

netkeiba.comのデータを見ると、ロードカナロア産駒の芝平均勝ち距離は
1,521.2mで、これはロードカナロア自身がマイルの安田記念を勝ってはいるが、内外の1200mG1を5勝しているところからも、父の適性を産駒がそのまま受け継いでいるとみてよい。

さらにもう1点、サートゥルナーリアの不安点を指摘したい。

(3)皐月賞でアタマ差勝利の馬のダービー成績は?

サートゥルナーリアの一番の不安点は、皐月賞最後の直線コースで内側に斜行したことだ。

昨年の12月28日のホープフルステークス以来5か月近くレース間隔が開いていたため、スタミナ不足となって内に寄れた。

懸命に追いすがるヴェロックスの猛追を退けてアタマ差でかろうじて勝利をものにした。

到達順位通り確定したが、この案件については、サートゥルナーリアの騎手C.ルメールに対し、過怠金50,000円が課せられた。

皐月賞は辛勝といってよく、追われてのしぶとさは見せても、他馬を圧する激烈な強さは感じられなかった。

そこで、皐月賞を僅差で勝った馬のダービー成績を調べてみた。

過去20年間で皐月賞を1/2馬身以内で勝った馬は下の表の通りだ。

合計6頭が該当し、うち、ダービーを勝ったのはネオユニヴァース1頭である。

ネオユニヴァースもサートゥルナーリアと同じアタマ差の着差だ。

着差云々よりも、そもそも皐月賞、ダービーを連勝すること自体が困難なのだから、上の表で6分の1という確率で悲観的に書いても意味がない。

そういう反論がくるだろう。

そこで、皐月賞、ダービーを連勝した2冠馬および3冠馬の皐月賞優勝時の着差を1975年以降書きだしてみたのが下の表だ。

僅差で勝った馬に、アタマ差のネオユニヴァースのほかにクビ差で勝ったカツトップエースがいる。

この2頭は偉大なる2冠馬だが、強いという強烈な記憶を残さない。

1馬身差に拡大すると、往年の名馬ミスターシービー(1/2馬身差)、トウカイテイオー(1馬身差)の名前が見られる。

ミスターシービーやトウカイテイオーがいるのだから一安心という見方もできるかもしれない。

でも、皐月賞をアタマ、クビ差で勝ったネオユニヴァース、カツトップエース組と1/2馬身、1馬身差で勝ったミスターシービー、トウカイテイオー組では、印象的には強さに大きな開きがある。

やはり着差の違いは大きい。これを素直に馬の力と置き換えてもいいことは、上の例からもわかる。

(4)まとめ

以下にまとめる。

僅差で皐月賞を勝った馬はダービーの成績から下の2ないし3つのグループに大別できる。

①サートゥルナーリアが3歳の5月時点でネオユニヴァース、カツトップエース級であればダービーを勝つことができる。

②サートゥルナーリアが3歳の5月時点でアルアイン、ロゴタイプ、ヴィクトリー、エアシャカール、テイエムオペラオー級であればダービー優勝は難しい。

②の5頭も馬の力に開きがあるのでさらに2組に分ける。

②-1 ダービー2着、3着:エアシャカール、テイエムオペラオー

②-2 ダービー5着以下:アルアイン、ロゴタイプ、ヴィクトリー

さて、サートゥルナーリアはどの組にあてはまるのだろうか?

ここからはまったくの私の主観であるが、②-1のエアシャカール、テイエムオペラオー級ではないだろうか。

アルアインは現役なので除外するが、サートゥルナーリアがロゴタイプ、ヴィクトリー級というのは可哀そうすぎる。

ということはサートゥルナーリアは本番ダービーでは2着か3着になるものと予想する。

不思議なようだが、ダービーを勝った①のネオユニヴァース、カツトップエース組よりも、敗れた②-1のエアシャカール、テイエムオペラオーのほうが強い印象がある(笑)。

サートゥルナーリアを②-1と考えたのは、そういう意味も含めてだ。

なんだか、とても奇妙な結論となった。

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