角居調教師はカイザーバルの距離適性の判断を間違っていた。

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社台サラブレッドクラブ所属のカイザーバルが10月6日の京都10レース久多特別(1000万下)で1年半ぶりの勝利を挙げた。

この馬は溢れる能力を持ちながら、これをもて余し、出資者やファンの方々は、今まで幾度となく歯ぎしりをする思いをされたことだろう。

このレースでカイザーバルは1400mがベストということが明らかとなった。

それでも陣営は1600mにこだわり、18戦中12戦をマイル戦に充ててきた。

マイル戦の戦績は(2,4,0,12)で連対率は3割3分3厘で悪くない。

でも2着が多すぎる。

マイルで十分な結果を残してこなかったのは、この馬はかかり癖があるからだ。

マイルは道中溜めが必要だ。それなのに、途中でかかってしまうと、直線でおつりがない。

毎度毎度マイルで不完全燃焼のレースが続き、角居師はわかっていたはずだ。

今回は、クラブの契約上、牝馬は現役期間は6歳春までということで、引退が近付き時間がない。とりあえず勝てるレースをというクラブ側の意向で、いわばなし崩し的に1400mを使ったとのこと。

それで結果を出した。

だったら、マイルにこだわらずに最初からもっと1400mを使っていたら、早くにオープンに昇級できたであろうし、1400mの重賞のひとつでも勝つことができただろう。

競馬でタラレバを言うのはみっともないのを承知で書いている。

はっきり言って角居師の適性判断ミスだ。

なぜ陣営はこれまで1600mばかりこだわってきたのか?

それは、古馬牝馬限定のG1レースが少ないことに尽きる。

1600mのヴィクトリアマイルか、2200mのエリザベス女王杯の2レースしかない。

かかり癖のあるカイザーバルはエリザベス女王杯はまず持たない。目標レースをヴィクトリアマイルに絞ると、1400mのレースばかり使っていると、いざヴィクトリアマイルに出走する段になると、1400mの単調なレースを覚えた馬はマイルに対応できない。

1口125万円で牝馬にしては高額馬のカイザーバルの出資者に元を取らせ、G1の勲章を獲得するには、是が非でもヴィクトリアマイルを勝たせたい。だからマイル学習をさせる必要から1600mを使い続けた。

陣営とクラブの考えはおそらく、こんなところだろう。

一理はある。しかし。

馬は人間の思惑通りには走らない。あくまでも馬の適性や気性を踏まえたうえで、その馬にあった使い方をする、というのが本義だろう。

角居師が事件を起こしてカイザーバルは中竹和也厩舎の預託となった。師の影響力が弱まった結果、この馬は1400mに出走することとなり、久々の勝利を挙げることができた。

名伯楽の角居師でも判断を誤ることがある。

久多特別では、こんなことを考えさせられた。

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