【フィエールマン産駒/サンデー’23募集②】適性はステイヤー疑惑

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(1)はじめに

前回から引き続いて、フィエールマン産駒について書いている。

前回は2つの疑念を提起し、フィエールマン産の体質の弱さとインブリードについて思うところを書いてみた。

(1)フィエールマン産駒のラインナップは個性派揃い 今年募集にかけられる新種牡馬のうち、ブリックスアンドモルタルについては、...

今回は、産駒の適性を考えてみる。

(2) フィエールマン 産駒の距離敵適性を考える

菊花賞に春天連覇。

フィエールマンのこの実績だけでも、産駒はステイヤーと考えるのが普通だ。

でも、何にでも疑ってみるのが習い性になっている私。

フィエールマンの血統を母系から調べて、産駒の適性を考えてみる。

フィエールマンの5代血統表

(3)母父 Green Tune 産駒は多彩

ます、母のリュヌドールの成績から調べてみた。

全4勝のうち、重賞競走で優勝したものだけを表にした。

平均勝ち距離は2300m。

ステイヤー寄りの血統だ。

ちなみにゼンノロブロイが勝った2004年のジャパンカップで7着に敗れている。

次に母父の Green Tune(USA) について。

祖父が Nijinsky だから、いかにもステイヤーっぽい。

そんな予見はおいといて。

重賞の平均勝ち距離は1800m。

母父の Green Tune は、クラシックディスタンスもこなすが、基本は中距離馬ということになる。

それでは、 母父 Green Tune の産駒をみてみよう。

Green Tune 産駒の重賞平均勝ち距離は1000mから2500mまで多彩であることがわかる。

繁殖牝馬の、つまり母父の適性が反映されるから、このような結果となっているのは当然だ。

リュヌドールの 父 Noir et Or は仏エヴリ大賞(G2、芝2400m)など重賞3勝で、平均勝ち距離は2200m。

このような血統背景から、 リュヌドール ⇒フィエールマンの長距離適性が生まれた。

しかし、 フィエールマンの母父 Green Tune の産駒から考えると、この血統は種牡馬や繁殖牝馬との組み合わせにより、幅広い距離適性を引き出すポテンシャルを持つ、ということが言えるだろう。

ここまで考えると、フィエールマン産駒がステイヤーに出るということは一概には言えないだろう。

繁殖牝馬、つまり母父によって、マイルから、中距離、長距離と多彩な仔が生まれる可能性をこの血統は秘めている。

このような意味でフィエールマン産駒は面白い。

そんなことは会員の皆さんはとうにわかっているから、フィエールマン産駒は今年、人気が出ることは請け合いだ。

「【フィエールマン産駒/サンデー’23募集②】適性はステイヤー疑惑」 終わり

【結論どのフィエールマン産駒に行くか】 サンデー’23募集 ③ に続く

【攻略法】ブリックスアンドモルタル産駒|【1口馬主講座】トンボのめがね (note.com)

https://note.com/soumanosuikoden/n/n6d70fac97395

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