前回は、今年のオークスの有力馬はどの馬も課題を抱えていることを指摘した。
予想として、この課題が克服可能であれば、その馬が栄冠を獲得するという読みだ。
もう一度、有力馬の不安点をおさらいしよう。
●コントラチェック
2400mの府中の芝を逃げ切ることは至難の技。同型のジョディーが1枠1番に。
●ラヴズオンリーユー
初の長距離輸送の不安と血統から2000mまで。
●クロノジェネシス
北村友一騎手の信頼性。
●ダノンファンタジー
上りタイムの不足。本番で切れ負けるのでは。
上がり勝負では一枚落ちるところが大きな不安点だ。
●シゲルピンクダイヤ
父ダイワメジャー産駒は中央芝で2000m以上の重賞優勝がない。
◎本命はクロノジェネシスとした。
前走はインの壁で追い出すタイミングがワンテンポ遅れて3着と惜敗した。
しかし、今度は抜けた馬がいない。
1枠の利点を生かしてロスなくインを回れば、府中の広い直線でばらけてスペースは開く。
インでじっと我慢すれば、走る距離も最短で済む。
このアドバンテージがあれば、直線の決め手で勝るクロノジェネシスを北村騎手は今度こそ掲示板の一番上に持ってくることができるだろう。
〇対抗はウィクトーリアとした。
上記有力馬の不安点はかなり致命的で努力で矯正すると言っても限界がある。
そこで新味を探して、思い切ってウィクトーリアに印を打った。
母のブラックエンブレムは2008年の秋華賞優勝馬。
前走のフローラステークスでは上がり33.2を記録して差し切った。
この馬の血統も兄たち(ブライトエンブレム、アストラエンブレム)の勝ち距離から、適性は2000mまでで、2400mは未知数だ。
新馬と500万下は逃げ切って勝ったが、前走は追い込んで僅差の勝利だった。
脚質が変わってきた馬は注意。
これは競馬の格言だ。
戸崎騎手はフローラステークスでは本番に向けた試走ができて、手ごたえをつかんだことだろう。
▲単穴はラヴズオンリーミー
やはり無敗馬は押さえておかなければいけない。
△連下はダノンファンタジー
今回も切れ負けて2着、3着、4着の気がする。
注意はシゲルピンクダイヤ
最後はやはりこの馬がいつの間にか上位にきている、なんてことも。
馬券は2番クロノジェネシスから馬連で総流し。
8番ダノンファンタジー、11番シゲルピンクダイヤ、12番ウィクトーリア、13番ラヴズオンリーユー に厚めに。
みなさんもオークス馬券がんばってください!