1口100万円はお買い得だった。非出資会員にそう言わせたい。ポルトラーノ/9月23日(日)サンデー出走馬

母ポルトフィーノのこの血統に会員は何回も裏切られている。
2011年産(父ディープインパクト、1口300万円)はボーンシストでファンド解散。

2012年産(父ディープインパクト、1口300万円)のポルトドートウイユはダービーにまで出走するも、その後、屈腱炎で長期休養を余儀なくされ、現在は準オープンクラスも2勝で、重賞2着の実績があるが、完全開花に至っていない。

2013年産(父ディープインパクト、1口300万円)のポルトフォイユは鮮やかに新馬戦勝利を収めるも、2戦目の500万下で3着にきたあと、やはり屈腱炎で無念の引退。

2014年産(父ディープインパクト)のリミニは唯一、牝馬に出たがこちらはデビューすることなく繁殖入り。

こうして初めてオルフェーヴルに種付けられた第5子の本馬、ポルトラーノはサンデーサラブレッドクラブで2017年に募集されたが、牡馬であるにもかかわらず、1口の価格は兄たちの三分の一の100万円。
父がオルフェーヴルに変わったとはいえ、安すぎるこの募集価格は何かワケアリだ。
募集当時は掲示板でそう囁かれた。
ところが、デビュー前のこの時期、評判はうなぎのぼり。
これで勝とうものなら、出資者は留飲を下げる思いだろう。


9月20日(木)のルメール騎手を背にした追切では、ウッドチップコースで3頭併せの真ん中で6ハロンから82.5-66.9-53.6-40.4-14.2(若干遅れ)のタイム。
クラブホームページによれば、
「まだ幼いところがあり、どこで全力で走って良いか分からないようで、途中でひっかかり、最後は疲れてやや遅くなりました。また口向きが硬いところがあり、私の指示がうまく伝わらないところもありました。トビが大きくて、引っ掛かるところがあるので、操縦がけっこう大変です。デビュー戦の2000m戦はスローペースになるでしょうから、道中いかに我慢できるかが鍵になりそうです。いろいろと課題はありますが、とても良いフットワークをしていますので、デビュー戦が楽しみです」
とルメール騎手が話しているとのこと。
期待と不安が入り混じったコメントで、本番レースではどうなることやら。
かかり癖のある馬は、スピードがある証拠で、行き脚がつけば先行押し切りや好位差しが出来る。

だから、かかるタイプは捨てたもんじゃない。
ここのデビュー戦で名手にレースを教えられれば、その後の成長が見込める。
ルメール騎乗とは、福音だ。
100万円はお買い得だった。
出資できなかった会員にそう言わせたい。
以上、出資者の代弁でした。

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