株主総会

間借り人chougoroです。

プロフィールはブログ主さんの下の方をご覧ください。
 http://soumaryouzanpaku.net/profile/

chougoroは株主総会の運営を担当した経験があります。

株券が不発行になり電子化された前後ですので、紙の株券の裏書を変更した経験もあります。日銀隣の三井信託銀行本店の貸金庫に株券の寄託に通いました。地下に東洋一の貸金庫があり、三井財閥の総帥で血盟団事件で暗殺された團琢磨と昭和天皇の金庫前での記念写真が飾ってありました。招集通知も作りましたし、想定問答も作成しました。当時流行りだした、株式分割や増資、減資の手続きのスケージュール的な面倒さに辟易した記憶があります。

昔の株主総会は、一番前の椅子席を壁から壁までつなげて、社員株主が陣取り通路をふさいだ格好にすることが多くありました。
今でもあるのかもしれません。
時には、羽織袴の与党総会屋が一番前の席の端に座っているということがありました。

最近の株主総会にも個人株主として出席しますが、そんな光景はみられません。
非常にオープンですし、社長自身がすべての質問に丁寧に回答することが多くなりました。

あまり社長自身が回答せず、担当役員に振ってばかりの総会もあるのでしょうが、chougoroの投資対象ではありませんし、もしそのような総会であれば売却を検討します。

株主を大切にする創業社長は頼もしいかぎりです。しかし、そんなカリスマ創業社長でも時代が変われば対応が後手に回ることがあります。ダイエーの中内オーナーの最後がそうでしたし、マクドナルドの藤田田オーナーも同様。
子息への事業承継が絡むととくにそうなります。

以前、一代で上場企業を築き上げた創業オーナーの会社2社の総会に継続して通いました。両社ともファンドに売却した後創業者が復活したりしたのですが、復活後は内紛もあり、なによりビジネススキームが世の中と合わなくなるとカリスマの輝きは失せ、業績株価が低迷を続けました。

何事も運気の波に乗るということが重要ですし、成功者はとくに波乗りが巧みなわけですが、いつまでも順風が吹いてくれるわけではありません。投資家としてはそこの見極め、割り切りが大切だと思っています。

何事も機先を制することが肝要サ。by勝海舟

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