1 口馬主初心者が陥りやすい罠①毛色が黒い馬は過剰人気する

スポンサーリンク

毎年、6・7月から各クラブの1口馬主の募集時期を迎え、
1口馬主の掲示板は人気馬の話題で活気づく。
1歳で出資契約が決まり、1年、2年が経ち、人気馬の将来像が
見え始めると、競走馬は必ずしも募集時の人気通りには走らず、
改めて選馬の難しさを思い知らされることになる。
毎年思うのだが、黒鹿毛、青鹿毛の黒色系の毛色の馬が人気を集めることが多い。
今年の1番人気の馬、マンデラの17がまさにこのタイプ。

黒鹿毛の馬体は、底知れぬ競走能力を秘めているように映る。

さらに、2016年に募集された、リアルスティールの半弟のジンゴイスト(青鹿毛)もその例に漏れない。
下に掲げた漆黒の馬体は、惚れ惚れするほどの好馬体で、1口馬主掲示板でも
当時はため息とともに称賛する声がそこかしこで聞かれた。
確かに皮膚の薄さと黒光りする毛艶は代謝の良さを物語るようで、
価格(1口250万円)と人気(最終人気135票、2位)に折り合いがつくならば
私も持ってみたいと思わせた。

ところが、健康そうに見えた同馬はボーンシストを発症して調整が遅れ、
今年3月に遅いデビューを果たすもレース後に骨折が判明した。
中央登録をいったん抹消して、地方で再スタートを切る予定だ。
ジンゴイストはアンラッキーなケースで、無事ならクラシックに乗っていたかもと
思いを巡らせてみたりもするが、
馬の体質も能力の大きなファクターの1つだという事実を考えあわせれば、
この馬を欲しいと思った私も見る目がなかったと言わざるを得ない。

もう1頭の黒い人気馬はシャープシューター(黒鹿毛)だ。

この馬も2015年の募集でサンデーサラブレッドクラブの人気1位の156票を集めた。
この写真の毛艶はマンデラの17やジンゴイストと比べて、いくぶん冴えないが、
格安のゴールドアリュール牡馬(45万円)ということで、低実績の会員の間で人気が沸騰した。
この馬も一頓挫あって調整に手間取り、2歳10月にデビューするが、4戦して未勝利。
地方に転厩後に中央復帰して500万下を快勝したが、昇級→降級後の2戦は勝ち切れず
夏場は休養に充てる予定とのこと。
こちらは、募集時の人気で期待した出資者にとっては
まだまだ満足のいく結果を残しているというわけではないが、
競走生活の長いダート馬ということゆえ、将来化ける可能性を十分に残してはいる。

以上、黒鹿毛・青鹿毛の3頭を取り上げたが、これだけで、
黒い馬は人気ほど走るわけではないと判断する材料としてはいささか物足りないかもしれない。
かつて、ウォーエンブレムが輸入されて、社台・サンデーで産駒が人気を博した。
この馬は青鹿毛で、産駒の毛色も黒い馬が多かった。
ただ、産駒が少ないことによる希少価値で人気が出た部分を否めないが、
それでも、当時は、黒い馬は毛色だけで人気するというファン心理を実感した読者も多いに違いない。

社台・サンデーの募集は土曜日からの第二次募集で一段落する。
今度は、東京サラブレッドクラブやキャロット、シルクと募集が続く。
これらのクラブの人気馬と毛色の関係を調べたことはないが、
黒色系の毛色の馬の過剰人気という傾向は当てはまるのではないかと思う。
そこで、これから他クラブの選馬にあたる人たち、特に初心者会員に提案。
あえて、黒鹿毛・青鹿毛の馬を予め候補から外すという試みをしてみたら如何だろうか。
毛色で騙されない、という作戦だ。

(黒い馬が走らない、ということを言いたいのではなく、人気が沸騰して出資できる確率が下がるので、それだったら、他の毛色でいい馬がたくさんいるのであれば、そちらを探してみたら、というのが真意です)

黒色系の毛色の馬に限らず、パンフレットの写真は撮影時の天候によって、
毛色がよく見えたり、悪く見えたりする。
もちろん、なるべく好天の日を選んで撮影しているだろうけれど、
撮影時間によっても日が照ったり陰ったりする。
映画撮影と違って、照明係などの大勢のスタッフを用意して、
いちいち日照をチェックするほどまではしないだろう。
だから、毛艶が悪いからと言って即切りするのはやめたほうがいい。
その日の体調でたまたま毛艶が悪いこともあるだろうし、何もそのままレースを迎えるわけではないから。

以上、1口馬主初心者が陥りやすい、競走馬の毛色の話でした。
ご清聴ありがとうございました。
byトンボ君

マンデラの17を第一希望で突撃した初心者のお前が言うな。
from眼鏡君

↓ランキングをクリックしていただければ幸いです。

にほんブログ村 競馬ブログ 馬主・一口馬主へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする