【ネタバレ注意! 麒麟がくる/最終回】”平蜘蛛の茶釜”の行方

NHK大河ドラマでは、第40話「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」(1月10日)が、織田信長と明智光秀との溝が深まり、本能寺の変に至る伏線となった。

信長に反旗を翻して自害した松永久秀から、伊呂波太夫を経て光秀のもとに渡った平蜘蛛の茶釜。

伊呂波太夫は松永久秀からの伝言を光秀に伝えた。

『これほどの名物を持つ者は、持つだけの覚悟が要る』と。

いかなる折も、誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者。

この平蜘蛛の茶釜を持つ者が「麒麟を呼ぶ」

光秀は、初めは信長から平蜘蛛の行方を問いただされたが、知らないと嘘をつく。

やがて、意を決して信長に平蜘蛛を手渡して、信長にその覚悟を問うが、信長は面倒なことだと一蹴して、堺の今井宗久に「志」込みで売り付けようと言う。

この平蜘蛛の茶釜が「麒麟」を呼ぶ、つまり「平和をもたらすシンボル」として、ドラマでは重要なキーアイテムになっている。

実は、本能寺の変があった日、徳川家康は堺の茶会に招かれていた。

ドラマではおそらく、この平蜘蛛が今井宗久の手から徳川家康に伝えられるのだろう。

本能寺の変で信長は横死し、天下一統と全国の平和は徳川家康の手に委ねられた。

平蜘蛛はこのような予定調和をもたらすことになる。

ちなみに、明智光秀が本能寺の変で織田信長を討ったきっかけは、ドラマでは次のように描かれる。

光秀は信長から徳川家康を討つように命令される。

これを拒否して、「麒麟がくる」=「天下統一」=「大きな国」をつくる使命を徳川家康に託すために光秀は信長を討つことになる。

これはすべて私の想像だが、たぶん予想は当たることになる。

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