【社台グループ2021年度募集名簿】大当たり馬を見つけた(牝馬編)①

前回は【社台グループ2021年度募集名簿】狙ってみたい種牡馬(牡馬編)を書いた。

結論として、3歳牡馬クラシック路線に乗る馬として、父がサンデーサイレンス系直子か、母父にサンデーサイレンス系の血が入っている馬が狙いとした。

【社台グループ2021年度募集名簿】種牡馬で当たり馬を狙い撃ちする(牡馬編) (soumaryouzanpaku.net)

【サンデーサラブレッドクラブ2021年度募集馬】厳選馬リスト・この中に当たりがいる。 (soumaryouzanpaku.net)

牝馬はどうだろうか。

2021年の桜花賞出走馬を血統分析した表が以下。

父系直子か、母父にサンデーサイレンス系の血が入っている馬は18頭中15頭(83.3%)で、非サンデー系は出走馬の8割(表中で赤字で表記)。

皐月賞(牡馬)では、サンデーサイレンス系でもディープインパクト産駒とハーツクライ系の2強が多かったが、桜花賞(牝馬)では、キズナやリーチザクラウン、ミッキーアイルなどサンデーサイレンス系でもやや地味な馬も散見される。

ディープインパクトの血が父系か母父に入っている馬は18頭中5頭(27.8%)、ハーツクライの血が父系か母父に入っている馬は18頭中で1頭もいない。

それは、桜花賞では、距離から、やはりマイラー系の血の適性が要求されるレースであり、晩成ステイヤーのハーツクライ系ではやはり分が悪いということなのだろう。

今年の桜花賞優勝馬のソダシの例から考えられるように、非サンデーサイレンス系でも牡馬よりは3歳G1戦での活躍例が見られる。

クロフネといえば、NHKマイルカップと武蔵野ステークス(レコード)の芝・ダートのマイル重賞を勝ったマイラーで、産駒にも秀逸なスピードが継承されることから、この活躍を説明できる。

近年のクロフネ産駒の牝馬を挙げると、ホエールキャプチャ(2011年2着)、アエロリット(2017年5着もNHKマイルカップ優勝)、ビーチサンバ(2019年5着)など春の3歳マイルG1で善戦している。

ソダシは無敗の桜花賞馬となり、できすぎだが、これもオーナーの金子マジックとでも言うべきものなのだろう。

それと、初仔のクロフネ牝馬は激走するというオカルトも関係しているのかもしれない。

https://ameblo.jp/aromacandle777/entry-12668834054.html

ともあれ、社台期待の新種牡馬2頭(ドゥラメンテ、モーリス)からはモーリス2頭が出走し、7着(ストゥーティ)と16着(シゲルピンクルビー)という結果となった。

上位のストゥーティは母父がサンデーサイレンス系のゼンノロブロイであり、やはり父が非サンデー系でもブルードメアサイアーにはサンデー系の血が欲しいということがわかる。

クロフネに加えて、ファインルージュ(母父ボストンハーバー)やミッキーアイル産駒(ミニーアイル、メイケイエール)の活躍などを見ると、父系でも母系でもスピード値の高い血統が、やはり有利ということだ。

これは何も桜花賞に限ることではない。

1口馬主の牝馬では、重厚なクラシックディスタンスの血よりも軽いスピード性を重視した血統構成の馬を狙うのがセオリーとなる。

一方、去年の3冠馬デアリングタクトやリスグラシューのような一発大物狙いで行く場合には、それとは真逆の考え方になる。


デアリングタクト(父エピファネイア×母父キングカメハメハ)は、非サンデーサイレンス系だが、5代血統表を見るとサンデーサイレンスの4 x 3(18.75%)を持つ。

やはり、サンデーサイレンスの血には抗えない。

 今年、外エリザベスタワーの活躍で、Kingman産駒がブレイクしたが、やはり切れ味を要求される日本の馬場では、サンデーサイレンスの血が入っていない馬は上りの競馬で不利となる。

エリザベスタワー、シュネルマイスターの活躍でKingman旋風が吹いた。
今年の募集馬でもKingman産駒が人気を集めるだろうが、継続した活躍が期待できるかは
疑問。(写真はエリザベスタワー)

近年の3歳クラシックでは、牡馬も牝馬も本番の皐月賞・桜花賞まで十分な間隔をとって、馬の力を温存するゆったりローテーションが主流となっている。

こうしたなか、トライアルのチューリップ賞のメンバーが手薄となり、エリザベスタワーの優勝はこうした間隙を縫っての勝利というふうに位置付けることができる。

今年の社台・サンデー募集馬で、Kingman産駒がかなりの人気を集めることが予測されるが、私は以上の理由から敬遠したい。

【社台グループ2021年度募集名簿】大当たり馬を見つけた(牝馬編)①終わり

【社台グループ2021年度募集名簿】大当たり馬を見つけた(牝馬編)②に続く

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