【検証】セレクトセールの高額馬は走るのか?

(1)セレクトセール2017の上場馬で検証

初めに結論から書いてしまうと、2017年のセレクトセールの1歳馬セッションで(株)DMM.comにより1億6,000万円で落札された ラヴズオンリーユー(上場馬名 「ラヴズオンリーミーの2016 」) が3歳牝馬クラシックのオークスに勝って、「高額馬は走る」という提言がこの年については検証された。

しかし、ラヴズオンリーユー ばかりに目がいってしまうけれど、2017年のセレクトセールの1歳馬セッションで1億円以上で購買されたミリオンホースはラヴズオンリーユーを含めて合計15頭いる。

ほかの馬たちがその後どうなった知りたい。

そこで、「2017セレクトセールで1億円以上の購買価格価格で落札された馬たちのその後(1歳馬セッション編)」というタイトルで今回調べてみた。

(2) セレクトセール2017のミリオンホースの競走成績

ミリオンホース(2017セレクトセールで1億円以上の購買価格価格で落札された馬)の成績( 2020年3月1日現在 )は以下の表の通り。

みなさんはこの表をご覧になって、何を感じるだろうか?

「あの馬もセレクトセール出身だったのか」

「やはりダノンとか里見さんとか、有名馬主が多いなあ」

「大枚はたいてこの有様じゃあ、ほとんどの馬は大赤字だな」

「微妙な結果でなんともコメントしずらい」

私の感想はこんな言葉で表現できるが、みなさんはいかがだろうか?

たとえば、現在JRAの馬主部門の勝利数、収得賞金でリーディングを走るシルクレーシングの2016年産の募集馬の成績と比べてみる。

勝ち上がり率 50.0%
2勝馬率 23.0%
3勝馬率 9.5%

当然のことながら、セレクトセール出身馬のほうが断然優秀だ。

なにしろ、名前の通りセレクトされた選りすぐりの血統馬たちの集団なのだから。

それでも、2017セレクトセール出身馬の成績を物足りなく感じるのは、ないものねだりと呼ばれてしまうのだろうか?

こう思わせてしまうのは、牡馬の成績にある。

(3)セレクトセール2017のミリオンホースの3歳クラシック成績(牡馬)

牡馬が3歳クラシックで活躍していない。

三冠を順次見ていこう。

皐月賞はサトノルークスが出走するが14着(勝ち馬はサートゥルナーリア) 。

ダービーは2頭の出走。

ランフォザローゼスは7着に入賞。

皐月賞に続いてダービーにも駒を進めたサトノルークスは17着に惨敗(勝ち馬はロジャーバローズ)。

菊花賞はサトノルークスが巻き返して2着に健闘する(勝ち馬はワールドプレミア)。

ちなみに、NHKマイルカップはダノンチェイサーが出走して4着に入賞した(勝ち馬はアドマイヤマーズ)。

セレクトセール出身馬(2016年産では特に牡馬)の不振の背景には、シルクやキャロットなどの小口の1口馬主クラブの席巻がある。

こうした状況に対して、DMMドリームが風穴を開けたという評価になるだろう。

(4)まとめ

以下、「2017セレクトセールで1億円以上の購買価格で落札された馬たちのその後 」というテーマでまとめの表を作成してみた。

なんだかんだとセレクトセール出資馬をくさすような内容となってしまったが、2016年産の馬たちはまだ4歳。

これからさらに成長して競走成績を上げて、やがては重賞をたくさん勝つ馬も現れるかもしれない。

それともう1つ。

シルクだキャロだと小口クラブの活躍を指摘しても、生産者ではノーザンファームの独り勝ちの状態だ。

私たち社台・サンデーの会員も小口のクラブ会員もセレクトセールで大枚はたくセレブ馬主たちも、しょせんはノーザンファームというお釈迦さまの手のひらの上の孫悟空ではないか。

こんな感想で本稿を締めくくることにしたい。

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