いま、にわかに注目を集めている「血液クレンジング」。
これは「患者から採取した血液にオゾンを混ぜて、再び体内に戻す療法」というものだそうだ。
新薬や新しい治療法を施術する際、治験や臨床試験を行い、安全性と有効性の確認がとれたのちに厚生労働省が許可するルールになっている。
また安全性と有効性のエビデンスが中医協(中央社会保険医療協議会)で認められれば保険が適用される。
ところが、この「血液クレンジング」は保険適用となっていず、自由診療で行われている。
この施術は疲労回復に効果があると聞いている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00010001-bfj-soci
ここからが本題だが、なんと、あの藤沢和雄調教師は早くからこの「血液クレンジング」のオゾン療法を管理する競走馬に施していた。
私がかつて出資していた東京サラブレッドクラブのレッドルーファス号にこの治療法を施していたことをクラブホームページで知った。
英国のエリザベス女王の母クィーンマムも試していたこの医療の先端技術を競走馬にも採用するなんて、さすがベテランになっても新進気鋭の心意気を忘れない。
当時、私は「相馬の梁山泊」でそう評価した。
https://ameblo.jp/aromacandle777/entry-12307230533.html
ところが、今回この問題が国会で取り上げるに及んで、藤沢調教師に対する評価が逆転しそうだ。
国が安全性や有効性を確認していない、この怪しげな治療法を馬に試すなんて、ちょっと勇み足ではないか?
「馬ファースト」という藤沢師の思いがあってのことなんだろうけれど。
それにしても……。
「血液を採取して、そこにさまざまな医学的処法を加えて、また人体に戻す」というやり方を聞いて、最初は直感的にちょっとヤバいかも、と思った。
私のような素人さえそう感じるのだから、きちんと調べて施術しなければ、万が一のことがあったら、馬主や出資者に申し開きができない。
藤沢先生、なんでも新しいものを取り入れるのはいいけれど、ほどほどにしてください。
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