ディープインパクトの死で日本の競馬ファンが沈痛の底に落ち込んでいたところに、光が差し込んだ。
ハービンジャー産駒のディアドラ(牝馬、5歳)が英G1ナッソーS(芝・右1980メートル)をオイシン・マーフィー騎手で勝利した。
日本調教馬のイギリスG1勝利はアグネスワールド以来2頭目、日本調教の牝馬による欧州GI制覇は、シーキングザパール以来、2度目。
やはり、競馬はブラッドスポーツ。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを大差勝ち勝ちしたハービンジャー産駒のことだけある。
今後ともハービンジャー産駒のイギリスG1挑戦は増えてくるものと予測される。
ディープインパクト亡き後の種牡馬リーディング争いは戦国時代だが、このニュースを聞いてハービンジャーにつけようと思う生産者が多くなるはずだ。
ハービンジャーが日本に導入された当初は欧州のステイヤーの産駒など日本の軽い馬場に合うわけがない、と否定的な声も聞かれたが、産駒は現在リーディング8位で、G1馬も複数輩出している。
ほかのハービン産駒もディアドラに続いてほしい。