2019年5月10日現在の社台サラブレッドクラブ公式ホームページをもとに2歳馬の最新情報をお届けする。
いわゆる脱北(育成牧場から移動した馬)は現在25頭(サンデーサラブレッドクラブは31頭)。
このうち入厩した馬は5頭(サンデーサラブレッドクラブは14頭)。
ゲート試験を合格した馬は2頭(サンデーサラブレッドクラブは7頭)。
デビューの予定が立っているのは、ラルゲッツァ(父グランデッツァ、栗東平田厩舎)の1頭のみだ(サンデーサラブレッドクラブは3頭)。いまのところ6月1日の阪神芝1600mを予定している。
何かにつけてサンデーサラブレッドクラブに見劣りする社台サラブレッドブだが、こうした数字を目に前にすると考えてしまう。
本来、サンデーサラブレッドクラブに多くの馬を提供するノーザンファームはクラシック狙いで2歳から。
社台ファームは古馬になってからの活躍を期待してゆっくりと育成するという棲み分けができていた(もちろんイスラボニータなど例外もある)が、近年、ノーザンファームの外厩施設の充実などで大きな差がついてしまった。
ともあれ、この傾向が続くと、サンデーサラブレッドクラブの募集馬に人気が集中して、希望する馬に出資できない。
この悪弊を打破するためにも、社台ファームにはもっとがんばってもらいたい。