第60回 のGⅡアメリカジョッキークラブカップでは、シャケトラが久々の復活勝利を挙げた。
長く謹慎処分であった角居師も復活して気を吐いた。
競馬ファンの間では、この2つの復活劇の話題で持ち切りだ。
このブログでは人の書かないことを書く。
これをモットーとしている。
そこで、今回はもう一つの復活の話題。
もうひとつの復活劇、石橋脩騎手の手綱さばきについて触れてみたい。
石橋騎手は2018年の10月8日、東京6レースでのヒルダ号の落馬により
右足関節脱臼骨折と診断された。
その後、治療とリハビリに励み、わずか3カ月で復帰し、1月5日の中山5レースのヒシゲッコウ号でいきなりの勝利を挙げた。
厩舎は堀宣行。
堀師は石橋騎手をかわいがり、にしばしば有力馬の騎乗を依頼してこの騎手を育てようとしている。
復帰の第1戦から石橋騎手を祝うために新馬戦でヒシゲッコウを用意するなど粋なはからいだ。
もちろん、この馬の勝因は調教師や馬の能力だけでなく、これに応えた石橋騎手の腕に負うところも大きい。
そして、早くも復帰後の2回目の重賞騎乗で、今年初の重賞タイトルを7番人気のシャケトラでゲットしてみせた。
AJC杯はシャケトラ&角居師&石橋騎手トリプル復帰で色を添えた。
こんなドラマがあるから、つくづく競馬はいいものだ。
石橋騎手と言えば、2017年の阪神ジュベナイルフィリーズでのラッキーライラックの優勝。あのときは6枠11番。
今回のAJC杯のシャケトラは7枠8番。
外枠での重賞勝利が多いという印象がある。
そこで調べてみたら、重賞優勝15勝のうち3、6、7枠でそれぞれ3勝ずつしている。
外枠の勝利が多いのは、外からもまれずに馬のペースで競馬を進め、勝負どころでまくり気味にしかけて差し切るレースを得意とするからだろう。
外人騎手は経済コースのインからうまく、あるいは強引にさばいたり、自分から動いてレースをつくったりするのに対し、石橋騎手はあくまでもレースの流れに乗って逆らわず、馬の呼吸に合わせて、無理なく自然流にこなす。
馬に不必要な負荷をかけずに勝つ。
こうした基本ができているから、ダービートレーナーの堀師の信頼も厚いのだろう。
去年は藤岡佑介騎手に注目する記事を1月に書いて、見事GⅠNHKマイルカップでケイアイノーテックの優勝という結果を導いてくれた。
今年は石橋脩騎手に注目してみたいと思う。
GⅠ競走で石橋騎手の馬が5~7枠の外枠で出走してきたら、要注意だ。
穴馬券に貢献してくれるに違いない。
みなさん、この記事を覚えいてください。
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