<牝馬>メジャーセブンス 、父 ダイワメジャー、美浦 ・小笠倫弘厩舎
中山3レース(ダート1800m)田辺裕信騎乗
デビュー前に社台・サンデーのクラブ馬の血統を調べていると、募集時期に気が付かなかったことを改めて見つける、ということが多々ある。
このメジャーセブンスについても、ちょっとした発見があった。
この馬のきょうだいたちは、ダイワメジャー産駒が多い。
2010年生まれの牝馬、ナンダデヴィ (中央・地方未勝利)
2013年生まれのセン馬、ナリノストレイト (中央・地方未勝利)
そして、2016年生まれの本馬、メジャーセブンスの都合4頭。
いや、5頭。弟の 2017年生まれのサンデアの2017 も父がダイワメジャーだ。
生産者としては、母馬のサンデアとダイワメジャーとの相性がいいと考えている証拠だ。
ダイワメジャーをつけた上が成功したわけではない。
クロスを調べてもわからない。
なぜダイワメジャーか。
ふつう、ほかの種牡馬をつけて、生まれた仔が小さく出て競走成績が上がらない。
そんなとき、子どもが大きく出るダイワメジャーをつけることがある。
この答えが半分、正解だろう。
調べる限り、きょうだいの上の仔の馬体が小さいわけではなさそうだ。
むしろ、オークションとの関係がその理由ではないだろうか。
きょうだいたいは、セレクトセールや千葉サラブレッドセールで取引された馬が多い。
フサイチコウキ(2005年産、牡馬、父アルデバランⅡ) 7,455万円 (2006年 セレクトセール)
タンゴグラチア(2009年産、牝馬、父ダンスインザダーク) 1,837万円 (2010年 セレクトセール)
サンヴィヴァン(2012年産、牝馬、父マンハッタンカフェ) 820万円 (2014年 千葉サラブレッド・セール)
サトノクリエション(2014年産、牡馬、父ゴールドアリュール)
1,728万円 (2014年 セレクトセール)
ダイワメジャーをつければその子は大きく出るから見栄えがする。
見栄えがすれば、競りで高く売れる。
そんな計算が働いてダイワメジャーをつけたのだろう。
しかし、母サンデアとダイワメジャーとの間に生まれた産駒でオークションに出された馬はいない。
なんとも不可解だ。
結局、結論は出ずじまいで申しわけない。
状態はクラブホームページから引用する。
「(1月)2日(水)にウッドチップコースで併せて追い切り、4Fから54.0-39.5-13.3秒の時計をマークしています。徐々に気持ちも前向きになっており、動きは良化していますので、態勢はほぼ整いました。現状でどこまで走ってくれるか期待したいところです。 」
2018年11月14日時点での馬体重は493キロ。
やはり、牝馬にしては大きく出た。生産者の狙い通りだ。
だから、ダート戦でのデビューとなった。
ダイワメジャー産駒の兄、姉は中央未勝利に終わった。
三度目の正直。
メジャーセブンスは、明日の新馬で、まずは中央1勝をめざしてもらいたい。
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