社台サラブレットクラブのホームページの写真を見て、「お、これはいい馬体」と思ったのがミッドナイトラヴ。
12月16日(日)の阪神6レース新馬戦出走予定の2歳牝馬だ。
血統を調べると、ロードカナロア産駒だった。
いい馬体というのは、つまるところ、自分の好きな馬体ということ。
いい馬体、好きな馬体だから走るかと聞かれたら、それはわからない。
じゃあ、なぜいい馬体、と思うのか。
それがやっとわかった。
私がいい馬体と思って出資した馬は Storm Cat の血が入っている。
いいと思った馬の筋肉の質感の背後にある Storm Cat の血脈に対して、無意識に反応している。
ミッドナイトラヴを見たときの感覚で、いま、それがわかった。
アリゾナジャガー(母父にStorm Cat)未勝利
エスケープマジック(母父にStorm Cat)オープン
レッドルーファス(母父父にStorm Cat)1600万下
オルファクト(父ロードカナロアの母父にStorm Cat)未勝利
ドナウデルタ(父ロードカナロアの母父にStorm Cat)500万下現役
Storm Cat が入ると、はちきれんばかりの筋肉あふれる馬体で弾力性に富む。どちらかと言うとダート適性が強い。
ただ、ロードカナロア産駒はアーモンドアイやステルヴィオのように抜群の芝適性を示す。
私がロードカナロア産駒に目がいき、2年続けて出資することになったのも、せんじ詰めれば、そんなStorm Cat の血統背景に反応しているのかもしれない。
繰り返すが、いい馬体は即ち、自分の好みの馬体。
それじゃあ、好みの馬体が走るか?
アリゾナジャガーからオルファクトまで引退した4頭のうち、2頭が勝ちあがり。
2頭がオープンと準オープンだから、成績はそこそこ残せていると言っていいのではないだろうか。
ドナウデルタは来年のシンザン記念に出走する予定だ。
もし、ここで結果を出すようなことがあれば、私のStorm Cat センサーはモノホンかもしれない。
選馬で大切なのは、「自分の馬体の好み」。
それじゃあ、感情や主観が入ると言って選馬の基準から退けるのではない。
なぜ、その馬が好みなのか、血統背景などから考えてみることが大切だ。
そうすると、好みの理由(私の場合はStorm Catの血)があぶりだされてくる。
無意識を意識化する。好みの潜在意識を「見える化」する。
選馬では、この作業が重要だ。
ここまで勢いよく書いて、アレなんだけれど、冒頭であげたミッドナイトラヴ。
好みの馬体ではあるけれど、これが新馬で勝つか、と問われれば心もとない。
出資者の方すいません。
相馬はそんなに単純じゃない。
追記.
この記事を書き終えたあと、ネットで Storm Cat でググったら、面白い動画を見つけた。
これがこの記事の冒頭に張り付けたユーチューブ動画だ。
「吉田照哉がストームキャットの肌馬について語る『競走成績が悪くてもポテンシャル持っている』」だって!!
やっぱり照哉さん凄い。
現在のロードカナロア産駒の活躍を予見している。
追記の追記
「Storm Cat が入ると、はちきれんばかりの筋肉あふれる馬体で弾力性に富む。どちらかと言うとダート適性が強い。」
と本文にあるのは誤り。Storm Cat が母系に入ると芝で大活躍する。
母父Storm Catで調べたら、芝でとんでもなく活躍している馬が目白押し。
うっかり書いて、赤っ恥をかいてしまった。ご容赦ください。