本日(4月27日<月>)、サンデーサラブレッドクラブのホームページが更新されてヴィクトリアマイルに出走予定であったグランアレグリアが熱発という報告があった。
以下、クラブホームページを転載する。
先週半ばに熱発のアクシデントがありました。すでに体調は回復しており、坂路コースで14-14のメニューをはじめているものの、その影響で当初の予定よりも帰厩時期がずれてしまっています。中途半端な状態で挑めるほどG1レースは甘くはありません。特に今年のヴィクトリアマイルはレベルが高く、無理して出走させた反動が、安田記念まで尾を引いてしまう可能性もあります。ヴィクトリアマイル、安田記念ともに不完全燃焼で終わってしまうことは避けたく、状態によっては、6月7日(日)東京・安田記念(G1・芝1600m)に直行することも考えなくてはいけないかもしれません。
今年の初めから春シーズンは高松宮記念、ヴィクトリアマイル、安田記念に出走すると公言していただけに、クラブとしても出走させたい気持ちは強いものの、あくまでも本馬の体調が優先されます。あと数日様子をみたうえで出走するかどうかを決めることにします。
この文脈だと、ヴィクトリアマイルを回避して安田記念に直行するプラン変更を臭わせている、と読める。
1口馬主掲示板では、アーモンドアイが急遽、ヴィクトリアマイル参戦を表明したため、ノーザンダンサー生産馬どうしの星のつぶし合いを避けるため、使い分けをすることが狙い、とのうがった見解も書かれているが、真偽は不明だ。
というよりも使い分けを隠蔽するために、熱発という虚偽情報を流すとは思えない。
この点はクラブや調教師を信用している。
もとより藤沢調教師は競走馬最優先主義で、馬に少しでも違和感があったら出走させずに休ませるポリシーを持つ人だから、今回も師の慎重な判断なのだろう。
グランアレグリアは回復しているので、大事にいたらずによかった。
稀代(きだい)の牝馬で、引退後も繁殖牝馬としての成功が期待されるだけにあまり無理をさせられない、という思いは一緒だ。
早くグランアレグリアが元気な姿でターフに戻ってくるところを見たい。