(1)今週は 読売マイラーズカップ(GⅡ)
興奮と感動のG1皐月賞が終わり、今週はG1 レースはお休み。
4月26日(日)には阪神競馬場でG2マイラーズカップが開催される。
以下の14頭が登録してきている。(カッコ内は負担重量)
アウトライアーズ(56.0キロ)
インディチャンプ(58.0キロ)
ヴァルディゼール(56.0キロ)
ヴァンドギャルド(56.0キロ)
カルヴァリオ(56.0キロ)
タイムトリップ(56.0キロ)
フィアーノロマーノ(56.0キロ)
ブラックムーン(56.0キロ)
ベステンダンク(56.0キロ)
ラセット(56.0キロ)
ランスオブプラーナ(56.0キロ)
レッドヴェイロン(56.0キロ)
ロードクエスト(56.0キロ)
ワイドファラオ(56.0キロ)
地方馬リコーワルサー(56.0キロ)
(2)レースの特徴
阪神競馬場で開催されるG2読売マイラーズカップは6月に東京で開催されるG1安田記念の前哨戦とされる。
ここで、安田記念に向けて関西馬が同じマイル(1600m)戦を使って調整するステップレースとなる。
だから、本気で安田記念を狙ってくる馬は前哨戦のマイラーズカップで100%力を出し尽くしてしまうと、本番でお釣りが残っていないことになるので、60~70%の仕上げで臨む。
言葉は悪いが、手抜きして走る。
このことは下の表「マイラーズカップ優勝馬と安田記念の相関関係(過去10年)」を見れば一目瞭然(いちもくりょうぜん)だ。
(3)マイラーズカップ優勝馬と安田記念の相関関係
過去10年で安田記念を勝った馬がマイラーズカップを使ってきたケースは2例あるが、2019年のインディチャンプの4着と2018年のモズアスコットの2着で、勝った馬はいない。
もとより安田記念を勝つ馬はマイラーズカップを使わないほうが圧倒的に多いのだ。
いっぽう、マイラーズカップ優勝馬で過去10年、安田記念を勝った馬はいない。
ということは、言葉は悪いが、マイラーズカップには一戦級の強い馬は出走してこず、また一流馬は出ても本気を出さない。
マイラーズカップ優勝馬の中にG1馬はそれでも3頭いる。
・ダノンプレミアム:朝日フューチュリティ優勝
・イスラボニータ:皐月賞優勝
・グランプリボス:朝日フューチュリティ、NHKマイルC優勝
しかし、勝ったG1はいずれも2歳、3歳のときのもの。
古馬のG1を勝った馬はいない。
つまりは、これも言葉は悪いが、若いころアイドルとしてもてはやされたタレントが夢よもう一度、というばかりに復活をかけてバラエティ番組にレギュラーの座を狙って出る、というようなものだ。
(たとえとしてはだいぶ違うな。。。)
(4)マイラーズカップの配当は妙味
マイラーズカップ過去10年の配当は以下の表の通り。
以前は荒れた。
2011年には、1着(7番人気)→2着(14番人気)→3着(1番人気)で決着して3連単が1,234,360円と、百万馬券が出たこともあった。
ここ3年は中穴程度の配当で、1番人気と2番人気の組み合わせで決まったのは、2017年の1回切りで、すんなり本命で決着することもない。
馬券的には妙味ある配当ということで、馬券を買ううえではおもしろいレースとなっている。
(5)まとめ
今週の阪神競馬場で開催される重賞の読売マイラーズカップ(GⅡ)は、皐月賞のように強い馬が強い競馬をして勝つ、というわけにはいかない。
レースの醍醐味という点では、さすがにG1競走に劣るが、馬券的にはすんなり人気馬で決まらないところがあり、馬券ファンには興味がそそられるレースとなる。
去年の安田記念の覇者インディチャンプが登録しているが、出走すれば1番人気確定だろう。
だが、ここまで述べてきたきたように、このレースは安田記念を狙う馬がトレーニング代わりに使う番組で、1番人気馬がすんなり勝つとは考えられない。
人気するインディチャンプを外して買えば、思わぬ高配当をゲットできるチャンスだ。
ということで、本日はここまで。
枠順が発表されたらマイラーズカップの予想をしてみたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
👇ランキングをクリックしていただければ幸いです。