第2位キングカメハメハ死亡
ハワイの大王死す。
キンカメの名は管理した松田国英調教師の名前とともに一世を風靡(ふうび)した。
8戦7勝 [7-0-1-0]という成績も立派だった(負けた京成杯の勝ち馬は社台サラブレッドクラブのフォーカルポイント)。
種牡馬としても以下の産駒を見るだけで卓越したものを後世に残していることがわかる。
ホッコータルマエ
レイデオロ
ラブリーデイ
ローズキングダム
ロードカナロア
アパパネ
ルーラーシップ
ドゥラメンテ
ディープインパクトとの違いは、キンカメ産駒は芝でもダートでも強い馬を出すという点だ。
ディープとその産駒はしなやかで柔らかい筋肉の質に特長があるのに対し、キンカメとその産駒は圧倒的な筋肉量が売りだ。
ふつうは先天的な筋肉は固さにつながり、故障の原因ともなるが、キンカメのそれは故障にも強い。おそらくこれは筋肉だけではなく、骨格にも秘密があるのだろう。
もう1点、ディープインパクトとの違いは、ブルードメアサイアーに入ってもキンカメは良好なパフォーマンスを示すことだ。
ブラストワンピース
ワグネリアン
デニムアンドルビー
インディチャンプ
モズカッチャン
これらの名前を見渡すと、母父キンカメは近年ブレイクしている。
ハービンジャーやディープインパクトにキンカメ牝馬をつけるとぐっと厚みを増す。
ディープ亡き今後はハービン×キンカメから活躍馬を出すことになるだろう。
なお、社台グループが導入した新種牡馬のドレフォンやブリックスアンドモルタルとの相性が気になる。
テスコボーイやパーソロンなど、かつて旋風を巻き起こした馬たちの子孫は現在の日本競馬では見かけない。
しかしキングカメハメハの血は母系を通して長く継承されるに違いない。
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