7月8日(土)
【サンデー】
<牝馬>ラルナジェナ、父ハーツクライ、美浦 ・奥村武 厩舎
福島5レース( 芝1800m)石橋脩騎乗
ラルナジェナの血統表を調べたら、この馬は珍しいクロスを持っていることに気づいた。
Surumuの4×5(9.38%)。
Surumu(ズルムー)はあのアカテナンゴの父だ。
1977年ドイチェスダービー(西ドイツダービー)に優勝などの競走成績を持つ。
産駒の日本での競走成績は、1993年のレガシーワールドが勝ったジャパンC(G1)で4着になったプラティニ( Platini)のみ。
プラティニって言ってもサッカー選手のほうが有名で、みなさん覚えていないよね。私もまったく記憶の外だ。
母のラルナデミエルはドイツとアメリカで走り、で6戦3勝(アメリカG3オーチャードSに優勝した。
母系はドイツ系で、この系統の牝馬には頭音を同じアルファベットでそろえるが、このラルナジェナの場合、La Dorada→La Colorada→La Candela→La Hermanaと祖母まで頭音に加えて脚韻もそろえている。
母の代になって、この原則が崩れてラルナデミエル La Luna de Mielと頭音だけ合わせる形になった。
さすがにネタが尽きたのだろう。と思わせて、本馬ラルナジェナLa Luna Llena になって頭音、脚韻合わせが復活した。
意味はスペイン語で満月だそうである。
命名者はこの辺の機微を熟知していて、心憎い。
6月19日(水)の追切情報をクラブホームページから再掲させていただきました。
本日(水)坂路で追い切られ、55秒程度の時計を出しています。余裕綽綽の手応えで能力がうかがえます。また、非常に気持ちが前向きですので、新馬勝ちの期待が高まります。
満月姫には、名前に恥じない活躍をしてもたいたい。
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