(1)初めに
「リーズナブルで走る馬を選ぶ」というのは、1口馬主にとっての悲願だろう。
その方法があれば、情報料を支払っても 知りたい。
そう思う会員の方も多くおられるに違いない。
この記事は 「リーズナブルで走る馬を選ぶ方法」 を 無料で教えちゃう、という何とも「オオバンブルマイ」な企画だ。
前回、「相馬の梁山泊」で序論を書いたので、今回は続きになります。
https://ameblo.jp/aromacandle777/entry-12808552341.html
(2) 種牡馬リーディングや EI に対する疑問
種牡馬の能力を安定する指標として、まず種牡馬リーディングがある。
これは産駒の獲得賞金を足してランキングにしたものだ。
しかし、生産頭数(厳密には、出走頭数 )が多ければその種牡馬は 有利となるので、厳密な能力 指標としては問題となる。
ここで言う「能力」とは 馬主サイドに立ったものと考えておく。
生産者やバイヤーサイドに立てば、多く生産してその多くが高値で売れることが、種牡馬の「能力」になる。
当然、レースパフォーマンスがその前提になるが、前回書いたように、エピファネイアのように近年の 産駒のレースパフォーマンスがよくなくても、馬主、特に1口馬主会員が高値で買ってくれさえすれば、その種牡馬( エピファネイア ) は 「高い」ことになる。
だが、それでは私たち1口馬主会員にとって は 納得がいかない。
やはり、愛馬が走ってくれないと困るのだ。
この記事では 「走ってくれる馬(当たり馬)」 を JRA重賞勝ち馬と定義する。そして、なおかつリーズナブルな馬という条件もつけたい。
いくら重賞を 勝ってもペイしない、出資金を回収できなければ、損をすることになる。
1口馬主の会員の皆さんの中には 、必ずしも 回収率だけで成否を判断しない方もおられることだろう。
それはそれで、ひとつの見識として尊重したいとは思う。
でも、私は 「や はりお金が欲しい 」 派なので、 JRA重賞を勝ってくれて、できればリーズナブルな馬、というムシのよいことを 追い求めてゆきたい。
この立場で考えると、 「走ってくれる馬(当たり馬)」 が種牡馬リーディングの上位の馬とある程度一致するが、馬代も高い。
だから、 種牡馬リーディング の指標だけに頼ることを良しとしない。
次に候補となる 指標 がEI(アーニングインデックス)だ。
こちらは 生産頭数(出走頭数 )の偏りを 補正できるが、産駒の中に1、2頭の大爆発馬(エフフォーリアやデアリングタクト)が現れると、産駒全体の EI を 押し上げることになる。
だから、当たり馬を見つける 指標 としてちょっと考えものだ。
誰しも、 エフフォーリアやデアリングタクト のような馬に簡単に出資できるとは限らないからだ。
特に1/40となると、なおさらだ。
そこで、私は 「種牡馬リーディング」や「EI」に代わる新たな指標を 考え出した。
その指標を用いて、5頭の種牡馬が浮かびあがってきた。
今日はそのうちの1頭の名前を書きます。
キタサンブラック
この馬は大方の予想通りでしょう。
あとの4頭は次回、紹介します。
【リーズナブルで走る馬を選ぶ方法(第2回)】終わり
【リーズナブルで走る馬を選ぶ方法(第3回)】に続く
【第二のソールオリエンス&ソウルスターリング】発掘プロジェクト
https://note.com/soumanosuikoden/n/n8577c060f110
【1口馬主講座】トンボのめがね
https://note.com/soumanosuikoden