【菊花賞馬体診断】この馬は走るor走らない?

まずは、【HBAトレーニングセール】2018に上場されたある馬の馬体写真から見てみましょう。

この馬(アートリョウコの2017)の1歳募集時馬体を見て、みなさんはどのような感想を持たれるだろうか。

私は、と言うと。

まず、頑丈そうな馬体、という第一印象を持った。

つなぎの具合から、芝馬であることは明白。

歩かせてみないと、クッションや柔らかさなどはわからない。

それと、上下・左右のバランスが取れている。

胸前とトモの肉の付き具合は、ちょうどいい。

マッチョだと筋肉が固くて故障が多く、よくても下級条件のダート馬になる。

全体的に「悪くはない」というところが総評だ。

でもって、この馬はセールでいくらの値がついたかというと、こんな感じ👇。

150万円で(有)グランデファームに落札された。

販売者・生産牧場は(有)大北牧場。

父ナカヤマフェスタ 母アートリョウコ(母父タイキシャトル)という血統で、馬体はまずまずでもこのような価格がついたのは、父ナカヤマフェスタが嫌われたからだろう。

それまで産駒の重賞勝利がG2日経賞を勝ったガンコだけ。

ナカヤマフェスタは凱旋門賞に2着した活躍馬だが、父ステイゴールドの気性が災いして、産駒は気性難が多く、勝ち上がり率が悪く、安定性を欠いた。

さて、この150万円の馬(アートリョウコの2017)の正体は、今年の菊花賞に出走するバビットだ。

ここまで6戦4勝(4,2,0,0)の完全連対を果たしている。

重賞はG3ラジオNIKKEI賞とG2セントライト記念の2勝で、父ナカヤマフェスタ産駒の特徴を大きく(いい意味で)裏切っている。

馬主は宮田直也さんで、で(有)グランデファームから500万円で買い取った。

競争馬としては、それでも安い。

こんな馬が重賞を勝ち、牡馬クラシックに出れるのだから、競馬は面白い。

やはり、私のようにお金がない弱小1口馬主は人気がなく安いマイナー血統の産駒で夢を見るほうがよい。

こんなことを実感した一件だ。

打倒コントレイル。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8aacbb4d3fea213c0f72f64aec11c43000bff410

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