【１口馬主は儲かるか？】１口馬主出資成績全公開

（１）１口馬主は儲かるか

１口馬主に興味に持っている人、これから１口馬主を始めようと考えている人たちが、真っ先に気にすること。

それはタイトルにある疑問だ。

「１口馬主は儲かるか」

そこで、私のこれまで14年間の１口馬主の出資成績を公開することにした。

2023年の社台・サンデー第一次募集も終了したので、このあたりでひと息ついて、自分のこれまでの出資成績を計算してみようと思いたった。

最近、赤字馬が続いていて、怖くて収支を計算できなかった。

でも、自分の失敗から目を背けずに向き合うことが今後につながる。

また、今年はドリームアンドドゥの2022に出資できて、巻き返しの意味で必要だ。

さて、結果は？

獲得賞金 × 0.6 ÷ 40

騎手・調教師などへの分配金を賞金の４割として6 割を出資者配当とした。

1/40のクラブが多いため、出資者配当を40で割った。

私がこれまで出資した１口馬主クラブは、社台・サンデー、G1、東京、シルク、グリーンの各クラブだ（現在は社台・サンデーのみ）。

収支はプラス1310万円となり、自分でも驚いている。

やはり、ジェンテイルドンナの17億円強の賞金（配当は2500万円強）が大きい。

それでも、この 1310万円から維持費や税金等が引かれる。

維持費や税金等を含めてざっくり計算すれば、プラマイゼロといったところだ。

一番賢いやりかたは、ジェンテイルドンナをつかんだ段階で１口馬主から撤退すれば、丸儲けとなる。

つまり、勝ち逃げだ。

でも、人間の性（さが）で、一度、味をしめたら、さらにもっとそのうえを求めるようになる。

私も、その陥穽にはまった。

夢よもう一度、というばかりに今年は１口150万円もの馬、「ドリームアンドドゥの2022」への出資が決まった。

悪癖は一度、身についたら抜けることが難しい。

趣味と考えれば、プラマイゼロや多少赤が出ても許せる。

でも、あなたがもし１口馬主で儲けようと思っていたなら、こう答えよう。

それは、空を飛ぼうと、羽をつけて崖から飛び降りることと同じだ、と。