私が高校生のころ、クラシックに凝っていた。
CDが出る前で、まだレコードを聞いていた。
とくにピアノ曲が好きで、同じ曲をピアニストを変えて聴き比べをしていた。
好きなピアニストは、ルビンシュタイン。
このピアニストはホロヴィッツと比較されていて、ルビンシュタインはどちらかといえば正統派で、ホロヴィッツはトンガっていて鬼才という表現がピッタリの人。
ピアノ曲はショパンが好きで、ルビンシュタインもショパンから入った。
その後、アシュケナージとポリーニの双璧が現れ、チャイコフスキーでは、カラヤンと組んだラザール・ベルマンのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番が重厚な響きで、衝撃をくらったことを覚えている。
私のクラスではクラシック好きは少数派で、みんなはロックを聞いていた。
キッスが全盛の時期で、それとレッドツェッペリンのファンも多かった。
でも、なんかキッスは子供だましみたいで、ツェッペリンもあまり心に響かなかった。
当時、私が聴いていたのはクイーン。
第一次クイーンブームのあとで、「愛にすべてを」がお気に入りの曲だった。
あとで調べてみると、クイーンはクラシックのテイストを加味しているようで、そんなところも
自分の心にストンと落ちる要因になったのかもしれない。
そして、クイーンといえば映画にもなった「ボヘミアンラプソディ」。
世の中にこんなに美しいメロディーがあったのか、というぐらいの曲で、私のなかでは、永遠性と神聖さという点ではこれがダントツに飛び抜けていて、唯一無二の音楽と言っていい。
ネットサーフィンしていたら、この「ボヘミアンラプソディ」をストリートミュージシャンがピアノで流して弾いていた。
これがなんんともイカしていて、聴いているうちに涙が出てきた。
ていうことで、前置きが長くなりましたが、興味のある方はご視聴よろしくお願いします。
ちなみに、私はまだ映画の「ボヘミアンラプソディ」を観ていない。
観たら、興奮しすぎて感動のあまり死んでしまうかもしれない。