(1)デアリングタクトの桜花賞優勝は歴史的な勝利
本日(4月12日)、第80回桜花賞が行われ、2番人気のデアリングタクトが優勝した。
1980年のハギノトップレディ以来、40年ぶりのデビュー3戦目の勝利。
ノルマンディーオーナーズクラブ所属馬としては初のG1、最初のクラシック制覇となる。
出資者のみなさん、POGで指名された方々、馬券をGETしたファンのみなさん、おめでとうございます。
(2)エピファネイア産駒に対する予言
このデアリングタクトはエピファネイア産駒。
エピファネイアもデビュー初年度で産駒がG1、クラシック優勝を果たして快挙となった。
以前、このブログでエピファネイア産駒の適性について書いたことがある。
この記事では、1点誤った予測をしていて、1点正しい予測をした。
まず誤りのほうから。
エピファネイア産駒は瞬発力に劣るダート馬タイプが多く出るのではないか。
以前にもそう書いたが、牝馬のダート馬でもよし、というのなら反対はしない。
でも、クラシックを狙うなら、エピファネイア産駒の牝馬は様子見がいいのではないか?
これは完全な大ハズレ。
牝馬のデアリングタクトが見事に牝馬クラシックを制覇した。
次に正しかった予測。
ただし、芝の馬場が悪化し、力のいる状態になったり、
レース展開で瞬発力勝負ではなく、先行押し切りのよう形に持ち込めれば
芝重賞を勝つ可能性のある牝馬も出てくる可能性までは否定できない。
本日の阪神11レース、桜花賞は芝の重馬場で行われた。
タイム1:36.1という時計のかかる馬場だった。
だからこその勝利ともいえる。
渋った馬場に対して極端にパフォーマンスが悪くなるディープインパクト産駒は6頭も出走してスマイルカナの3着が最高だった。
良馬場ならまた違った結果となっただろう。
(3)エピファネイア産駒の適性
エピファネイア産駒は芝の重や稍重など渋って力のいる馬場を得意とする。
これはエピファネイアが荒れた馬場のジャパンカップを勝ったことにも表される特性を受け継ぐ。
ジャパンカップの2日前から東京では雨が続き、当日は馬場が回復して芝は良発表であったが、実際は瞬発力をそがれる荒れた馬場で、ディープインパクト産駒のスピルバーグ(3着)やジェンティルドンナ(4着)は連対圏外へ沈んだ。
エピファネイアの上りも35.0で、力の要する馬場がドンピシャはまった圧勝劇だった。
このようなわけで、オークスが良馬場ならばデアリングタクトは用無しだろう。
(4)1口馬主でのエピファネイア産駒の取捨
今年の1口馬主クラブの募集が6月から始まる。
今日のデアリングタクトの勝利でエピファネイア産駒の人気が沸騰するだろう。
産駒の適性は基本的に重馬場仕様なので、今後の芝重賞での活躍馬は現れるだろうが、条件に左右される。
だから、人気が集中するエピファネイア産駒を避けて、別の種牡馬の産駒狙いのほうが取りやすいと考える。
エピファネイア産駒は中~低価格帯でこの範囲の馬は特に希望者も多く激戦区となる。
デアリングタクトの桜花賞優勝に冷や水を浴びせるようだが、私はあえて逆に行く。
エピファネイア産駒はとらない。
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