【ミニマリズムの評価】モーリス産駒は結局走るのか(社台編)

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(1)ミニマリズムの募集時の馬体評価

ミニマリズムはモーリス産駒の牝馬で、2019年社台サラブレッドクラブクラブからレッドオーヴァルの18という馬名で1口50万円で募集された(田中博康 (美浦))。

募集時写真は見た通り、まだ幼い馬体だ。

他馬に比べて見劣りする。

募集時測尺は、体高145.0, 胸囲159.0,管囲 19.0, 体重325。

●理想とする測尺基準

1歳募集時、胸囲172cm以上、管囲20cm以上、体重420~455キロ。

理想とする測尺基準と比べると胸囲と体重が大きく劣る。

しかし、生まれ月が5月21日の遅生まれであるので、割り引いて考えることにしたい。

要はその後の成長でカバーできればよい。

気になる最新の馬体重だが、2020年3月6日時点で417kg。

牝馬でも小さいほうの部類だ。

今後の成長に期待したい。

(2)ミニマリズムの育成過程でのクラブコメント

乗り手の指示に対する反応も良好です。両親ゆずりのガッツがあって、前向きな気性の持ち主です。

2019年11月1日の社台サラブレッドクラブ公式ホームページより引用させていただきました。

馬体がまだ小柄なため無理はできずに成長を促しながらの調整です。現在の馬体重は380kgと調教負荷をあげながらもキープできていますが、この馬の長所である真っすぐな気性を活かせるように、フィジカル面のさらなる強化を図っていきたいところです。

2019年12月6日の社台サラブレッドクラブ公式ホームページより引用させていただきました。

いつでも気合い乗りの良い本馬ですが、まだ小柄で馬力がないため力みがちに走ってしまいます。その影響でハミ受けの面もやや不安定な部分がありますので、この冬の間は無理せず馬体の成長を促しながら進めていく方針です。

2020年1月6日の社台サラブレッドクラブ公式ホームページより引用させていただきました。

田中博師は「前回見たときよりもお尻が四角くなって後肢の幅が出てきましたね。もう少し大きくななってくれそうですし、今後の成長が楽しみです」と話していました。

2020年2月7日の社台サラブレッドクラブ公式ホームページより引用させていただきました。

小柄なわりに跳びは大きく、体の使い方そのものは理想に近い動作をしています。現時点では運動能力にフレームが追いついていない感じですので、焦らず成長に合わせた調教メニューに取り組んでいきます。

2020年3月6日の社台サラブレッドクラブ公式ホームページより引用させていただきました。

コメントでも終始、小さい体のことを気にかけた内容になっている。

そして、馬名もこれを象徴するように、「ミニマリズム」(Minimalism 完成度を追求するため、必要最低限のものにフォーカスすること)とはよく名付けたものだ。

(3)ミニマリズムのまとめ/焦らずにこのままじっくりと身を入れてほしい

じっくり、ゆっくりを特徴とする社台の育成に本馬はあっているかもしれない。

仮にノーザンファームで育成されていたら、スパルタ調教で壊されていたかもしれない。

とにかく成長を促すことが第一だ。

新馬戦が年内しかないけれど、おそらく間に合わないだろう。

それでも、年明けに万全の状態でデビューして、とりあえず1つ勝つことを目標にして、腰を据えて調整すれば活路は開けるだろう。

現時点での評価ポイントは厳しい点しかつけられないが、晩成タイプと判断したモーリス産駒であるならば、将来大きく化けることを期待して、牧場と田中博康 師に託したい。

2019年12月28日撮影

初めに書いた記事に誤りがありました。

性別を誤って書いていました。

出資者のみなさん、この馬のファンの皆さんにお詫びいたします。

すいませんでした。

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