【ノーザンファーム生産その他のモーリス産駒の評価】モーリス産駒は結局走るのか?

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(1)アドマイヤセプターの18とブエナビスタの18の評価

モーリス産駒の評判がいいと聞くので、ノーザンファーム生産馬についてクラブホームページのコメントや動画、写真などをもとに現時点での評価とデビュー後の展望を書いている。

今まで見た馬でアドマイヤセプターの18については以下のような総括だ。

アドマイヤセプターの18(2020年2月22日撮影)

胸前が発達している馬体や調教からパワー型。ダートか力のいる馬場で本領を発揮することになるだろう。

ブエナビスタの18については以下のような総括だ。

ブエナビスタの2018(2020年2月22日撮影)

ブエナビスタの2018は姉たちと同様に気性の不安を抱えている可能性がある。これを堀師がどう調整できるかが、この馬が大成できるか否かのカギだ。

モーリス産駒の目玉2頭を見た後は、ノーザンファームで生産されたその他のモーリス産駒の評価をクラブホームぺージのコメントや動画、写真から書いていきたい。

(2)アロマティコの2018(牡馬)の評価

アロマティコの2018(2020年2月22日撮影)

やはり胸前が発達している。跳びが大きいのが特徴。「トモのあたりにボリュームが出てきて、好馬体になりつつあります。ただし、調教中は走りに集中しているものの、うるさい部分が出てきて、手を焼くことがあります」(クラブホームページより)

調教レベルが上がると、どの馬も比較的うるさくなる傾向にある。動画を見る限りでは、それほど深刻な様子ではないようだ。母父がキングカメハメハということで、個人的にはそれだけで期待感がUPだ。

有馬記念が終わった。来週も中央競馬は開催される。今年のG1はまだホープフルステークスを残すが、気分は2018年の競馬も終了した感で、すっか...

(3)インナーアージの2018(牝馬)の評価

インナーアージの2018(2020年2月28日撮影)

「スピード感のある走り」で「いいキャンター」で順調さがうかがえる。

一時期、飼い葉食いが細い時期があったが、現在は解消している。馬体重は444キロ(2020年2月7日現在)で、あと10~20キロは欲しい。母も飼い食いが細く、小さい馬だった。この馬は今後の馬体重管理がポイントとなるだろう。

(4)マジックタイムの2018(牡馬)の評価

マジックタイムの2018(2020年3月1日撮影)

上の写真で一目瞭然。「見た目にも腹回りが寂しく映る」というホームページの記述通りの馬体だ。牡馬で403キロ(2020年2月7日現在)は少し心配になる。

「小柄さを感じさせない走り」というふうにクラブコメントではフォローしている。「こまめにリフレッシュを挟んで馬体の成長を促しながら、ペースアップのタイミングを図ります」とあるように、成長を促しながらの調教となるだろうから、デビュー時期は大幅に遅れる懸念がある。

(5)ラルナデミエルの2018(牝馬)の評価

ラルナデミエルの2018(2020年3月1日撮影)

跳びが大きいという長所を見せる反面、「少し煩い気性で、人の指示を聞かないことがある」と懸念材料がある。動画を見ると、画面向かって左の壁添いギリギリを進んでいる。これはやはり真っすぐに走らせるための矯正法の1つと考えらる。調教動画でもうるさい面を見せ、あまり折り合っているようには見えない。今まで見てきたモーリス産駒のなかでこの馬が一番心配だ。

(6)モルガナイトの2018(牝馬)の評価

モルガナイトの2018(2020年2月19日撮影)

「大きな体を活かした力強い走りをみせています。また、前向きさがあっても折り合いがつく点は強み」とあるように508キロ(2020年2月7日)の馬体重で牝馬ながら雄大な馬格を誇っている。きょうだいたちも480キロを越えて大きく出る傾向にある。上はダート馬が多いけれど、ブラックスピネルのような芝の重賞で活躍する馬も輩出している。牝馬でダートは使うレースが限定されているので難しい。芝適性があればいいが。

(7)ドナウブルーの2018(牝馬)の評価

ドナウブルーの2018(2020年3月1日撮影)

「調教では前向きさが出てきて、真面目に坂路を走っています。ただし、我の強さがある」というコメントにあるようにいい面悪い面の両方がる。後者については、コメントで「気の強い面」「気難しい面」と再三指摘されているので、今後の育成での課題となるのだろう。2019年12月26日の調教動画では、画面向かって左の壁添いを集中させて走らせている。2020年2月28日の調教動画では4頭一度に走らせているが、合わせることなく最後方をポツンと1頭だけ走っている。合わせると、かかり癖がつくのを警戒してか? 姉のドナウデルタはオープンまでいったので、この馬もという期待はある。気持ちのコントロールがつけば母ドナウブルーもそうであったように芝のマイル前後で活躍を見せてくれるだろう。

(8)ジェンティルドンナの2018(牝馬)の評価

ジェンティルドンナの2018(2020年2月28日撮影)

上の写真を見ての通り、脚異様に長い。一昨年までは、私はこのような馬はバランスが悪いとみてダメ出しをしていた。しかし、フィエールマンやジュールポレールなど、この時期に脚が長い馬が相次いでG1勝利を収める光景を目撃して、評価を180度変えた。「スピード感のあるキャンターに変わりありませんが、後肢に筋肉が足りていないためモタれることがあります」というクラブホームページのコメントにもあるように、脚長タイプは筋肉がつききっていないとフォームを崩してレースパフォーマンスに悪影響を及ぼし、ひいては故障の原因にもつながる。調教動画では、坂路の中央を堂々と駆け抜けている。タイム的はまだまだ。

フィエールマンやジュールポレールに見られるように、脚長タイプは体全体の成長があいまって脚長の長所が生きるから、晩成タイプになることが多い。

3歳秋以降に良化して、秋華賞からエリザベス女王杯候補と考える。

大化けする可能性があるのはこの馬だ。モーリス産駒で、いま出資できるのなら、リスクはあるもののジェンティルドンナの2018を一番に推したい。

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