D.レーン騎手に限らず、短期免許で来日する外国人騎手は、必ず身元引受調教師が必要となる。
今回のD.レーン騎手の身元引受は美浦の堀宣行調教師だ。
そこで、D.レーン騎手騎乗の堀厩舎預託馬の成績を調べてみた。
結果は(2,2,0,1)。
勝率4割、連対立8割の驚愕のデータとなった。
せっかく海外から日本にやってきたお客さんなのだから、強い馬を勝てるように最高の仕上げでD.レーン騎手に提供しよう。
こうした堀師の意図が白日の下にさらされた。
今後ともD.レーン騎手騎乗の堀厩舎預託馬がレースに出てきたら、要注意だ。
さらに、勝ち馬の生産牧場は社台グループ、馬主はG1サラブレッドクラブや社台サラブレッドクラブなどの1口馬主クラブと相性がいい。
ところで、ダービーのサートゥルナーリアはルメール騎手の騎乗停止で
D.レーン騎手に乗り替わることになる。
キャロットファームでサートゥルナーリア(ノーザンファーム生産)に出資している方、POGで同馬を指名している人は大いに気になるところだろう。
サートゥルナーリアの馬主は社台系1口馬主という点では共通する。
しかし、レーン騎手騎乗の勝ち馬の中でいまのところノーザンファーム生産馬はいない。
さらに、サートゥルナーリアの所属厩舎である角居調教師の馬にこれまでD.レーン騎手が騎乗したことはない。
それでも、オーストラリアの若手騎手でこれから脂が乗ってくるD.レーン騎手は本番ダービーで恥ずかしい競馬はしないだろう。
日本で初重賞制覇となったG3新潟大賞典では、直線の長い新潟コースでメールドグラースを追い出すタイミングは絶妙だった。
他馬がスパートするなか、待って待って、我慢して。
このコースを熟知しているようなタイミングの追い出しが勝利をもたらした。
府中の長い直線でも大いに期待できる。