フィエールマン天皇賞優勝おめでとうございます!
出資者のみなさん、馬券をゲットしたみなさん、おめでとうございます!
慶事のところをケチをつけるようで申し訳ありませんが、このタイトルですべてを言い尽くしています。
負かした相手が弱いから、フィエールマンも弱い。
そう言いたいのではありません。
これで最強古馬であるという実力が証明されたなどと考えるのは早計だ。
これが真意です。
かつては天皇賞を勝つということは世代最強のあかしでした。
しかし、いまや時代は春天の位置づけは変わりました。
過去10年の春の天皇賞の勝馬を列挙します。
2018年レインボーライン
2017年キタサンブラック
2016年キタサンブラック
2015年ゴールドシップ
2014年フェノーメノ
2013年フェノーメノ
2012年ビートブラック
2011年ヒルノダムール
2010年ジャガーメイル
2009年マイネルキッツ
これらの優勝馬は2つのタイプに分類されます。
①世代最強に類する馬
キタサンブラック、ゴールドシップ
②長距離特性を示すスタミナタイプ
レインボーライン、フェノーメノ、ビートブラック、ヒルノダムール、ジャガーメイル、マイネルキッツ
過去10年で見ると、大勢はスタミナタイプが占めています。
フィエールマンはこのどちらのグループに属するか?
先に投稿した記事にも書いたように、フィエールマンはステイヤーというより、長距離もこなす中距離馬。
②のグループではないことは確か。
でも、②ではないから①だ、というのも何だか変です。
だから悩ましい。
今回の天皇賞のメンバーはG1勝ち馬がフィエールマンしかいない。
相手がG2級の馬でした。だから、フィエールマンの実力を測る尺度を持ちえなかった。
フィエールマンが世代最強に類する馬か、相手に恵まれただけで勝った馬かの評価は保留としましょう。
海外遠征から帰ってきた古馬一線級と戦う次のG1、おそらくは宝塚記念で真価が問われるはずです。
次走が楽しみになりました。