【日経新春杯】グローリーヴェイズ に幸多かれ!

日経新春杯は格付けはGⅡのグレードなのだけれど、正直、自分の中ではあまり盛り上がらず、誤解を恐れずに書けば、どうでもいい重賞だった。

直感的に書いたことの根拠を理由付けるために調べてみた。


過去10年で日経新春杯優勝馬がその後、重賞を勝ったかどうか。

第56回2009年テイエムプリキュア➜なし

第57回2010年メイショウベルーガ➜2010年京都大章典GⅡ優勝

第58回2011年ルーラーシップ➜2011年金鯱賞GⅡ、2012年AJCCGⅡ、クイーンエリザベス2世カップGⅠ優勝

第59回2012年トゥザグローリー➜2012年鳴尾記念GⅢ優勝

第60回2013年カポーティスター➜なし

第61回2014年サトノノブレス➜2014年小倉記念GⅢ、2016年中日新聞杯GⅢ、鳴尾記念GⅢ優勝

第62回2015年アドマイヤデウス➜なし

第63回2016年レーヴミストラル➜2015年日経賞GⅡ優勝

第65回2018年パフォーマプロミス➜2018年アルゼンチン共和国杯GⅡ優勝

テイエムプリキュアは2歳時(現表記)にG1阪神ジュベナイルフィリーズを勝ち、2009年のG1エリザベス女王杯では、クイーンスプマンテの2着に食い込み、大万馬券を演出しているが、日経新春杯優勝後の重賞優勝はない。

上記の中で、GⅠを勝ったのは、わずかにルーラーシップ1頭のみだ。

GⅠと言っても、香港のG1を勝ったのがやっとで、この馬は国内GⅠでは、掲示板には載るが、勝ち切れないもどかしいレースが続いた。

日経新春杯優勝馬というと、カポーティスターやレーヴミストラルなど、能力があり、将来を嘱望(しょくぼう)されるも、期待外れで終わるケースが目立った。

対して、同じ1月施行のGⅡアメリカジョッキークラブカップの優勝馬からは、過去10年にトーセンジョーダン(2011年天皇賞(秋))を出している。

また、同じ日経新聞社協賛重賞である日経賞の過去10年優勝馬からは、フェノーメノ(2013年天皇賞(春)、2014年天皇賞(春))を輩出している。

それは、AJCCや日経賞が天皇賞を狙うローテーションからのステップレースにあたるから当然だろう。

事実、AJCCや日経賞を勝ったあとに天皇賞などのG1競走を勝った名馬に、シンボリルドルフやミホシンザン、スペシャルウィークやメジロブライト、イングランディーレなどの馬の名をあまた見出す。

だから、日経新春杯優勝馬にいくぶん地味な、物足りない印象を持つのはやむを得ない。

ここまで書いてきて、今回の日経新春杯を勝ったグローリーヴェイズに水を差すような流れになって申し訳ない。

本意は別にある。

日経新春杯の過去10年の優勝馬で、あえて書かなかった馬がいる。

それは、第64回2017年優勝馬ミッキーロケットだ。

同馬はこのレースを勝った翌年(2018年)のGⅠ宝塚記念を優勝した。

つまり、日経新春杯はGⅠ競走に直接つながるステップレースではないが、宝塚記念のような、その後の中距離GⅠ競走を占うレースへと性格を変えてきているのではないか?

そんな思いで、今年の日経新春杯のレースを観戦した。


グローリーヴェイズ の将来に幸多かれ!

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