<牡馬>ダンスディライト 、父 キングカメハメハ、栗東 ・松永幹夫厩舎
中山5レース(芝2000m)横山典弘騎乗
ダンスディライトの母、ダンスインザムードは桜花賞、ヴィクトリアマイルの2つのG1を勝ち、天皇賞で2着に屈しはしたが、ダイワメジャーとの名勝負で記憶に残る名牝。
繁殖牝馬としてこれまで9頭の競走馬を送り出した。
初仔:ダンスファンタジア (牝馬、2008年生まれ、 父ファルブラヴ) 3勝 (G3フェアリーS)
2番仔:サトノプレジデント (セン馬、2009年生まれ、父シンボリクリスエス) 2勝
3番仔:マンインザムーン (セン馬、2010年生まれ、父チチカステナンゴ) 2勝
4番仔:シャドウダンサー (セン馬、2011 年生まれ、父ホワイトマズル) 4勝
5番仔:フローレスダンサー (牝馬、2012年生まれ、父ハービンジャー) 1勝
6番仔:カイザーバル (牝馬、2013年生まれ、父エンパイアメーカー) 5勝
7番仔:ムードメーカー (牡馬、2014年生まれ、父エンパイアメーカー)
8番仔:シャンデリアスピン (牝馬、2015年生まれ、父ノヴェリスト)
9番仔:ダンスディライト (牡馬、2016年生まれ、父キングカメハメハ)
上の表を見ていて、わかったことが1つとわからないことが1つある。
わかったことは、牡馬の大半がセン馬になったということ。母譲りの激しい気性のなせる業(わざ)だ。牝馬でも、その気性が災いして、持てる能力を十分に発揮することなく現役生活を終えることが多い。
わからないことは、これだけの名牝になぜ今までキングカメハメハを付けなかったのか?
こう言っちゃなんだけれど、ダンスインザムードにファルブラヴやチカステナンゴ、ホワイトマズル、ノヴェリストではもったいない。
何か理由があるに違いない。
それでもやっとキングカメハメハを付けて誕生し、無事デビューを迎えることができたのがダンスディライトだ。
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの組み合わせは獲得賞金順にローズキングダムを筆頭にドゥラメンテ、トゥザグローリーなどの名前がキラ星のように見え、この配合で成功しないほうがおかしい、という感想さえ持つ。
ダンスディライトもきっとやってくれるだろう。
気になる最終追いきりだが、1月2日(水)にCWコースにて行われた。
「しまい重点で良い動きを見せていました。まだ自ら走っていく感じでないという点では使いながらのタイプかもしれませんが、ゆったり運べそうなこの条件は合っていると思われますし、まずは実戦でどのような走りを見せてくれるのか楽しみにしたいと思います。」
(クラブホームページより)
ダンス一族の悲願がかかっている。
ここは、新馬を無事、突破してもらいたい。