1月5日(日)
【G1】
<牡馬> クレイス、父ロードカナロア、栗東・藤岡健一厩舎
京都6レース(芝1800m)藤岡佑介騎乗
クレイスの祖母は1996年の高松宮杯とスプリンターズステークスを征したフラワーパーク。
フラワーパークは快速で鳴らし、鞍上の田原成貴の騎乗っぷりとあいまって華のある馬だった。
このスピードは父のニホンピロウィナー譲りのもので、この快速値はきっとフラワーパークの子どもたちにも正しく伝わるに違いない。
そう思って追いかけて見ていたところ、意外に思うような結果が出ない。
そうして7番仔のヴァンセンヌ (牡馬、2009年生まれ、父ディープインパクト) になってやっと重賞(G3東京新聞杯)勝ち馬が現れた。
クレイスの母クリアンサス (父Redoute’s Choice) は、サンデーサラブレッドクラブから2009年、1口75万円で募集がかけられた。
私も候補の1頭としていて、あいにく出資が叶わなかったが、その去就を気にかけていた。
オープンのマーガレットステークスに勝ったものの、生涯で3勝。
阪神ジュベナイルフィリーズ(18着)やNHKマイルカップ(16着)にも出走したが惨敗した。
Redoute’s Choice(リダウツチョイス) はオーストラリアで生産、調教された競走馬で芝の1200~1600mの距離を活躍したスプリンターで、クリアンサスはこの名馬を父に迎えてスピード×スピードの相乗効果を期待したが、思うような結果を出すことができなかった。
どうもリダウツチョイス産駒は固さが出て、これがパフォーマンスに悪い影響を与えてしまうことが多い気がする。
さてクレイスは芝の1800mをデビュー戦に選んできた。
短距離系の母系に加えて、父ロードカナロアの適性と合わせて、この距離はどうだろう。
やはりカギは母父のリダウツチョイスにある。
BMSがリダウツチョイスで獲得賞金1億円以上の馬を検索してみると2頭が該当した。
サトノアーサー(芝1800mを2勝)
キャンベルジュニア(芝1800mを1勝、芝2000mを2勝)
ミリオンホースがこの2頭だけというのは、いささか心もとないが、距離の面では大丈夫だということがわかった。
「長くいい脚を使ってくれそう」という調教師のコメントを信じて、ゲートインを待つことにしたい。
12月31日(火)は藤岡佑介騎手が騎乗し、ウッドチップコースで追い切って、6Fから83.9-66.9-52.7-39.4-12.5秒の時計をマークしました。
「年末にはジョッキー騎乗で感触を確かめてもらいました。切れる感じには欠けるものの、長くいい脚を使ってくれそうです。チークピーシーズは着けなくても、だいぶ本馬なりに気持ちが乗ってきました。最終追い切りでも着けていませんし、実戦でもノーマルの馬装で臨むつもりです。少し時間はいただきましたが、その分、しっかりと乗り込んできましたので、どのような競馬ができるか楽しみにしています」(藤岡調教師)
G1サラブレッドクラブの公式ホームページより引用させていただきました。
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