伝説の新馬戦と呼ばれたレースがありました。
いくつかある中で、自分が一番印象に残っているのが、2008年10月26日に施行された京都芝1800mでのもので、このときはブエナビスタが3着に敗れている。
https://youtu.be/Qzv8EsEEpfQ?t=18
1着 アンライバルド(皐月賞、スプリングステークス)
2着 リーチザクラウン(読売マイラーズカップ、きさらぎ賞、東京優駿2着)
3着 ブエナビスタ(阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、優駿牝馬、ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、京都記念、チューリップ賞、ドバイシーマクラシック2着、有馬記念2着2回、宝塚記念2着2回、ジャパンカップ2着)
今日(10月26日<土>)行われた京都9レースの2歳オープン戦、萩ステークスはのちに「伝説の2歳オープン戦」と語り継がれるであろう強力メンバーだった。これを制したのが、サンデーサラブレッドクラブのヴェルトライゼンデ。
母マンデラ、父ドリームジャーニーで、2018年の募集で断然1番人気となったあの馬だ。
1着ヴェルトライゼンデ (牡馬、父ドリームジャーニー、サンデーサラブレッドクラブ)
2着シリアスフール(牡馬、父ディープインパクト、オーナーズ)
3着エカテリンブルク (牡馬、父ブラックタイド、オーナーズ)
4着ヴィースバーデン (牝馬、父ディープインパクト、ロードホースクラブ)
5着ギルデッドミラー (牝馬、父オルフェーヴル、シルクホースクラブ)
6着セツメンノトビウオ (牡馬、父クロフネ)
7着リトルシャイン(牡馬、父ヴァンセンヌ)
上位3頭の着差は、1/2馬身、クビと接戦となったが、どの馬もいずれ劣らぬ実力を持つ秀逸馬で、ハイレベルでの戦いとなった。
この3頭に5着のギルデッドミラーを加えた4頭が将来、重賞級の活躍を期待できる素質を持っていると考える。
その根拠の1つは4頭の血統背景だ。
1着ヴェルトライゼンデ(兄はG2マイラーズカップ優勝、G1皐月賞2着のワールドエースとG1菊花賞優勝馬ワールドプレミア)
2着シリアスフール(兄はG2オールカマー優勝スティッフェリオ)
3着エカテリンブルク(姉は G2)チューリップ賞3着のノーブルスコア)
5着ギルデッドミラー(弟のタイタンクイーンの2019は4億7000万円でアドマイヤの近藤利一氏が落札)
2歳のこの時期のオープンでこれだけの良血が集まったレースはそうそうお目にかかることはない。
この強力メンバーに競り勝ったヴェルトライゼンデは相当の器と評価してよい。
次走は重賞だろう。次でこの馬の強さが完全証明される。
クラシック云々と書きたいところだが、あまり騒ぎすぎても、この馬に出資されている方に対して迷惑がかかるので、控えることにします。
って、「伝説の2歳オープン戦」と書いた時点で十分、大騒ぎしてるヨ。
10月26日(土)京都9R・萩ステークス(L・芝1800m)に55kgスミヨン騎手で出走、2着馬とは1/2馬身差の1着、見事に2連勝を飾っています。馬体重は490kg(±0)でした。スタートは少し遅れ気味も、すぐに好位置3~4番手を追走していきました。流れがスローながら折り合いも問題なく、直線では早めに進出し、外から猛追してきた2着馬を振り切っています。勝ち時計は1分50秒8でした。
サンデーサラブレッドクラブの公式ホームページより引用させていただきました。
スミヨン騎手は「今日は緩い馬場を多少気にしていましたが、能力のある馬なので克服できました。むしろ硬い馬場で時計勝負になるほうが、本馬には良いと思います。距離も問題ありません」と話していました。
***本馬はその日のうちにNFしがらきへ放牧に出ています。
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