G1サラブレッドクラブは5歳馬のラレータに出資して以降、資金がなくてその下の世代の馬を買っていない。
だから自分の出資馬以外の動向を今までスルーしてきたのだが、1口馬主DBのサイトを覗いてみると、G1サラブレッドクラブ所属の3歳馬の成績が惨憺(さんたん)たるものとなっていることに気づいた。
全44頭のうち、控除前回収率が100%を超えている馬がわずかに2頭。
ヴァルディゼール(牡馬、父ロードカナロア、2勝<G3シンザン記念優勝>)とシフルマン(牡馬、父ハービンジャー、2勝)だけだ。
5月19日時点で勝ち上がった馬は13頭。勝ち上がり率は約30%。
さんざん叩かれている社台サラブレッドクラブでさえ3歳馬の勝ちあがりは88頭中42頭で、勝ちあがり率は約47%の数字だ。
どうしてこのような事態に陥ってしまったのだろうか。
G1サラブレッドクラブの3歳で獲得賞金上位にきている馬はいずれもノーザンファームや社台ファーム、白老ファームの生産馬が大半を占めている。
追分ファーム生産馬は2つ上の世代の5歳のサングレーザー、ペルシアンナイトを出し、生産が軌道に乗ったと思わせたのも束の間、近年は低迷している。
要因としては、繁殖牝馬の質に加え、調教施設や外厩施設などのハード面の遅れに加え、スタッフの質などのソフトも他の牧場に遅れを取っているなどの複合的なものが考えらる。
ただ、目黒記念を勝ったルックトゥワイス(6歳)は追分ファーム生産馬なので、不振は現3歳馬に限定される何か特殊事情があるかもしれない。
ともあれ、このままでは今年の募集では応募数を減らし、多数の馬が売れ残りとなることが予想される。
馬をたくさん持ちたい会員にとっては、ゆっくりと馬の成長を見ながら出資できるので歓迎するむきも一部にはあるかもしれない。
G1サラブレッドクラブでは今年はサンデー、社台への馬の供給を止めるようだ。
こんなところにも危機感が表れている。
あるいは、サンデー、社台のほうが、追分産の競走馬を拒否しているのだとしたら、事は大事だが。
ともあれ、今年のG1は私の資金的な問題もあり、また出資を見送るつもりだ。
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