(1)口上
6月11日、ニューヨーク州エルモント(Elmont)のベルモントパーク競馬場(Belmont Park)でベルモントステークスが開催された。
アメリカの3番目の三冠レースであるこの ベルモントステークスを イラド・オルティス(Irad Ortiz Jr.)騎手騎乗で1番人気のモードニゴール(Mo Donegal)が優勝した。
モードニゴール( Mo Donegal ) の父 Uncle Mo 産駒が今年募集されている。
社台サラブレッドクラブの【インフレイムドの21】(牡)とサンデーサラブレッドクラブの【パリスビキニの
21】(牝)の2頭だ。
今年のケンタッキーダービーをオーナーズのクラウンプライド(父リーチザクラウン)がルメール騎手で挑戦し、13着に敗れている。
この2頭の血統表を見て、再来年は1/40分の1のクラブでアメリカ遠征を、と夢見た会員は私だけではないだろう。
今回は 【インフレイムドの21】と【パリスビキニの21】を取り上げる。
(2) Kingman産駒 に隠れて Uncle Mo 産駒 は注目されていない
だいたい、 Uncle Mo 産駒 って日本で走っているの?
そう言った疑問の向きもあるだろう。
2022年6月12日現在、22頭が日本でデビューしている。
総賞金トップがアヴァンセ(セ、2016年生まれ)馬主飯田正剛、生産者Dr. Masatake Iida で、21戦6勝。賞金額は4,283万円 (中央) /510万円 (地方)。
現在、地方競馬の高知に移籍している。中央では3勝クラス。
この成績では、正直心もとない。
同じマル外でも、シュネルマイスターやエリザベスタワーなど、日本で実績を出したKingman産駒のインピードの21に会員の目が向かい、 Uncle Mo 産駒 に光が当たらないのは当然だ。
私がなぜ Uncle Mo 産駒 に注目しているのか。
その理由はモードニゴールが ベルモントステークスを 優勝したことに加えてもう一つある。
チャロアイト(2017年生まれ、6戦2勝)、サリネロ (2014年生まれ、14戦2勝)、 レッチェバロック (2017年生まれ、10戦2勝)ベッサメモー (2017年生まれ、19戦1勝) と、ベッサメモーといずれも3頭の Uncle Mo 産駒 牝馬がオーナーズで走っているからだ。
なぜ社台グループは Uncle Mo 産駒 牝馬 を導入したのか。
今回はここまで、次回はこのブログで続きを書きます。