いよいよ、今日(4月15日)、社台グループ1口馬主の2021年度募集名簿が発表される。
本ブログ「相馬の梁山泊」も、本格的に活動を開始する。
発表前に本年度の戦力をすこしづつ固めていこうと思う。
まず、去年の新種牡馬の両雄、ドゥラメンテとモーリスから。
社台グループが総力を挙げて宣伝した割には、初年度産駒の成績は物足りない。
今週の皐月賞に出走予定馬の中で、ドゥラメンテ産駒はわずか1頭(タイトルホルダー)で、モーリス産駒にいたってはゼロ。
下の表を眺めてみると、やはりサンデーサイレンスの血が入っていないと、クラシックには乗れないことが痛いほどわかる。
表1.2021年皐月賞出走馬の血統
父系直子か、母父にサンデーサイレンス系の血が入っている馬は18頭中16頭(88.9%)で、非サンデー系は何と9割近くを占める(表中で赤字で表記)。
しかも、サンデーサイレンス系でもとりわけ、ディープインパクト産駒とハーツクライ系が強い。
ディープインパクトの血が父系か母父に入っている馬は18頭中7頭(38.9%)、ハーツクライの血が父系か母父に入っている馬は18頭中5頭(27.8%)で、両方を合わせると、18頭中12頭(66.7%)と約7割近くを占める。
毎年、皐月賞にはディープインパクト産駒とハーツクライ産駒が数多く出走する。
去年もディープインパクト産駒のコントレイルとハーツクライ産駒のサリオスの2強対決で終わったが、こうした図式は今年も変わらない。
ディープインパクトが2019 年に亡くなり、2021年度募集産駒はごくわずかになってしまった。
ハーツクライは健在だが、産駒も少なく、クラブに回ってくる馬のごくわずかだろう。
それでも、牡馬クラシックを狙うなら、父系がサンデーサイレンス系か、母父がサンデーサイレンス系の馬、というのがセオリーだろう。
(牝馬クラシックは、今年非サンデー系のソダシが桜花賞を勝ったので、別の戦略が必要となる。これについては、後日考える。)
そうなると、今年の募集馬で種牡馬で見ると、以下のサンデーサイレンス系の父を持つ牡馬が狙い目となる。
イスラボニータ
ヴィクトワールピサ
オルフェーヴル
カレンブラックヒル
キズナ
キタサンブラック
キンシャサノキセキ
サトノアラジン
サトノダイヤモンド
ジャスタウェイ
シルバーステート
スピルバーグ
ダイワメジャー
ディープインパクト
ディープブリランテ
トーセンラー
ハーツクライ
ブラックタイド
ミッキーアイル
リアルインパクト
リアルスティール
リーチザクラウン
ロジユニヴァース
ワールドエース
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ちなみに、エピファネイア産駒が大人気で争奪戦が予想されるが、
アリストテレス(母父ディープインパクト)、エフフォーリア(母父ハーツクライ)
の例からもわかるように、やはり母父がサンデーサイレンス系の馬1点狙いとなる。
以上、【社台グループ2021年度募集名簿】狙ってみたい種牡馬(牡馬編)でした。
牝馬編は明日UPします。
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