去年の4月26日に書いた記事の続きです。
NHK大河ドラマの「麒麟が来る」は明智光秀を主人公とする話だが、実は、この明智光秀は生存説がある。
通説では、山崎の戦いで豊臣秀吉に敗れたあと、明智光秀は小栗栖で落ち武者狩りで土民に殺されたことになっている。
ところが、実はこのとき生き延びていて、徳川家康に仕えた天海になったという俗説があり、今回の大河ドラマもこの説に則って最終回をつくっていると想像した。
経緯は以下のブログに既に書いたので、今回は、最終回で描かれる「山崎の戦いその後」の明智光秀の軌跡を予測して書いてみる。
明智光秀が落ち武者狩りで土民に襲われる。
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倒れた明智光秀を徳川家康に仕える忍者菊丸が助ける。
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密かに徳川家康のもとに運ばれた明智光秀は出家して僧侶になって世をしのぶ。
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それが世に聞こえた天海僧正である。
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時代は豊臣秀吉の天下になるが、秀吉も死に、やがて大坂の陣でその子の秀頼も滅び、世は「元和偃武(げんなえんぶ)」と呼ばれる、戦争のない、平和な時代が訪れる。
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天海は上野の寛永寺を開く。
家康と天海(明智光秀)が並んで話す。
天海(明智光秀)「都の鬼門を守る比叡山を焼き討ちしたお詫びに江戸にこの寺院をつくりました。ここは江戸の鬼門にあたります。関東の比叡山という意味を込めて東叡山寛永寺と名付けました」
家康「これで江戸も安泰じゃ」
(不忍池(しのばずのいけ)を寛永寺から天海こと明智光秀が眺める場面)
明智光秀「こうしてみると、この眺めは、(かつての光秀の居城であった)坂本城から見た琵琶湖のようだ。あの頃を思い出す(画面で、妻の熙子と坂本城から琵琶湖を眺めた回想シーン)」
【実際に上野の不忍池は、当時の人々から琵琶湖に見立てられている】
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ラストシーンで上野動物園のキリンの映像が流れる。
ナレーション「時は令和の平和な時代になり、天海の上野の森の動物園では、いまは明智光秀がその到来を待ち望んだキリンがのんびりと草を食んでいます。」
こんな感じで最終回がつくられていると予想してみた。
たぶん、いや、きっと当たると思います。