【事例研究・値段が安い馬はワケアリ?】アーバンレジェンドの19はだいじょうぶか?

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(1)社台・サンデーの価格発表

昨日、(5月13日)、社台・サンデー、G1各サラブレッドクラブ2020年募集馬の価格が発表された。

私が目下、第一希望に挙げた【アーバンレジェンドの19】は1口40万円(総額1600万円)。

この値付けを見て、目を疑った。

予想では1口75万円(総額3000万円)を考えていたが、見事に大ハズレ。

安くて1口60万円(総額総額2400万円)ぐらいかなと見積もっていたが、まったくの想定外。

牝馬でも1口40万円は最安値圏。

だいたい牡馬は牝馬の価格の1.5倍するのに、牡馬でこの値段は「何かある」と考えた会員は多いのではないだろうか。

小さかったり、逆にデカすぎたり。

足元に問題があって使えないなど何か訳ありなのではないだろうか、と。

(2)イングリッドの2016(牡馬)は1口45万円

競走馬の世界ではバーゲンセールはあり得ない。

安かろう悪かろうというところに相場が決まっている。

そういえば、2017年に社台サラブレッドクラブで募集されたイングリッドの2017(牡馬、父エンパイアメーカー)も1口45万円と安かった。

母イングリッドは大器の片鱗を見せながらも足もとが弱く、数を使えずに4歳夏に4戦3勝 [3-0-0-1]の成績を残して惜しまれながら引退した。

このイングリッドの2番仔のこの馬(競走馬名エクスプレッション)は、募集時にも「安い。訳ありでは?」とさんざん言われた。

その顛末は、当ブログで2018年10月5日の記事「イングリッドの仔エクスプレッションに期待。何とか無事にデビューしてもらいたい」に書いた。

記事の一部を以下に引用する。

この馬は社台サラブレッドクラブで去年(2017年)1口45万円で募集された。

牡馬で、しかもあのイングリッドの仔で45万円!

いくら何でも安すぎる。何か訳ありでは?

そう勘ぐった人は私だけではないだろう。

そして、乗り出してから、今年(2018年)の06月29日に突然右後肢を跛行し、8月下旬に再び右後肢を跛行。

レントゲンで異常はないものの、順調さを欠いている。

安い馬はやはり、と疑念が頭をかすめるが、それでも、イングリッドの仔を応援したい、という気持ちのほうが勝る。

顔の大きな流星はあのダイナガリバーを彷彿させる。

なんとか状態を立て直して、お母さんイングリッドが4戦3勝で終わった足跡を受け継いで、母の無念を晴らしてもらいたい。

エクスプレッション

(3)安馬のたどる運命

ブログではエクスプレッションのデビューを祈ったが、願い空しく、2019年06月12日左前肢の繋靭帯に重度の繋靭帯炎(けいじんたいえん)と診断が下され、引退した。

このエクスプレッションは最初に跛行してから、しばらく運動を控えて、また乗り出すと跛行。

これを繰り返して、延々1年間引っ張って維持費だけかかって、結局デビューの日を迎えることなく引退した。

いくら1口価格が安いからといって、2歳から維持費がかかり、会員の損失額は馬代の45万円だけでは済まない。

これから社台・サンデー、G1の会員を検討されている方は、この点を十分ご理解いただきたい。

馬は生き物で、人間の思い通りにはいかない。

(4)アーバンレジェンドの19はだいじょうぶか?

話を【アーバンレジェンドの19】に戻す。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で株価が下がり、国民経済にも甚大な被害を与えている。

こうした状況下で社台もサンデーも馬代を下げてきた(あるいは据え置いた)。

こんな事情を加味しても、やはり【アーバンレジェンドの19】の1口40万円は安い。

少し不安になってきた。

最終判断は本馬のカタログ写真、DVD、測尺で決めたいが、第1希望を別の馬(牝馬)に換えようか思案している。

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