(1)社台・サンデーのリストでダイナカールのクロスを発見
社台・サンデーサラブレッドクラブ2020年募集馬リストがクラブホームページにアップされてからすでに1週間以上経過した。
自粛で外に出られないので、ネットで募集予定馬の血統研究に余念がない、なんて方も少なくなかったに違いない。
だから、これから話すことはもうすでに多くの会員諸氏の間では周知となっていることと思います。
そんな方々には、繰り返しになってすいません。
本格的な研究はカタログが届いてから、あるいはこれから社台・サンデーサラブレッドクラブの入会を検討している方に、面白い情報をお知らせします。
今年の募集馬のなかに、なんとダイナカールのクロスの馬がいるのです!
(2)アイムユアーズの2019の血統が凄い
まずは下の5代血統表をご覧いただこう。
アイムユアーズの2019の父ドゥラメンテの祖母はエアグルーヴ。
エアグルーヴの母がオークス馬のダイナカールだ。
母娘と2代続けてのオークス制覇。
ドゥラメンテはこの偉大な母系の血を引いている。
そしてアイムユアーズの2019の母(アイムユアーズ)はオークストライアルのG2フィリーズレビューとG3ファンタジーステークス、G3クイーンステークスの3重賞を勝った馬。
桜花賞3着(優勝馬はジェンティルドンナ)、オークス4着(優勝馬はジェンティルドンナ)で、こちらも牝馬クラシックの活躍馬。
この戦績だけでも凄いのに、アイムユアーズの祖母のセシルカットの母はダイナカール。
ダイナカールといえば、現在の社台グループの繁栄の基礎を築いた繁殖牝馬だ。
この血を父系、そして母系からも引いている。
(3)兄は約2億円で落札
社台・サンデーの会員からすれば、垂涎(すいぜん)の血統で、しかも父が新種牡馬で、人気沸騰のドゥラメンテとくれば、どこまで人気票数が伸びるかわからない超絶血統にして、うなぎのぼりに鯉のぼりをつけても追いつかず、空高く上昇する人気が予想される。
1歳上の全兄スワーヴエルメ(2018年生まれ、父ドゥラメンテ)は2018年 セレクトセールで1億8,000万円の競り値をつけた馬。
アイムユアーズの2019は牝馬ということもあり、そこまで高くはないだろうが、果たしてクラブは1口いくらの募集価格をつけてくるか興味の持たれるところだ。
4年実績が相当ないと、第一希望で応募してもはねられるのは必定だ。
値段しだいだが、それでも抽選を期待していくのもアリかな、と思う。
(4)「アイムユアーズの2019」の姉と母の1歳募集時写真を比較
●母:アイムユアーズ(セシルブルースの2009)の1歳募集時写真
●モーベット(アイムユアーズの2017)
●「アイムユアーズの2019」
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