2月15日(土)
【G1】
<牝馬>ロッタチャンセズ、父ディープインパクト、美浦・堀宣行厩舎
東京 6 レース(芝1800m)石橋脩騎乗
堀宣行調教師のところに集まる馬は素質馬だ。
素質馬は素質馬でも、何か問題を抱えている馬。
繋ぎに課題があったドゥラメンテが好例だ。
堀師はその問題点を巧みに調整しながらうまく馬を仕上げるところに定評がある。
かつての栗東の松田博資調教師のようなタイプといっていい。
さてロッタチャンセズの課題は馬体重にある。
2月12日現在で390キロ台というのは、かなり軽い部類に属する。
これでは、あまり調教の強い負荷がかけられない。
だから、仕上がらないという悪影響が及ぶ。
思い返せば、私の出資馬で堀厩舎預託のサザナミ(牝馬、2012年生まれ、父ディープインパクト、グリーンファームから募集)も2歳8月デビュー時の馬体重が396キロだった。
デビュー戦こそ4着に敗れたが、2戦目の未勝利で見事に勝ち上がってくれた。
このときの馬体重が404キロ。
馬体重を増やしながら仕上げるという堀師の技が光った。
ただ、2戦目までに半年を要した。
しかしサザナミはその後、順調に勝ち星を重ね、合計5勝。
オープンにまで駒を進めてくれた。
ロッタチャンセズも馬体重がないとからといって焦ることはない。
堀師に任せればだいじょうぶだ。
ダービートレーナーの手腕をとくと拝見しよう。
今日2月12日(水)ウッドチップコースで追い切りました。半マイルから56.4-41.2-13.2秒の時計を併せ馬でマークしています。
「馬体は現在も390kg台です。ただ、ここにきて飼食いは落ちていませんし、なんとかキープできています。今日の追い切りではスピードの乗りが良く、息なども問題なかったですね。出走の態勢は整っています。あとは実戦でどのような走りを見せてくれるでしょうか。競馬場に到着してからのメンタル次第ですが、好結果を残してくれたらと思います」(堀調教師)
G1サラブレッドクラブの公式ホームページより引用させていただきました。
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