12月7日(土)
【社台】
<牝馬> ユヌエトワール 、父スピルバーグ、栗東 ・斉藤崇史厩舎
阪神 5 レース(芝1400m)岩崎翼騎乗
ユヌエトワールの姉のノーブルジュエリー(2008年生まれ、父Smarty Jones) は2010年12月4日に阪神芝1400戦(2歳新馬)をルメール騎手でデビューして鮮やかな新馬勝ちを収めた。
着差はなんと9馬身差!
ルメール騎手はレース後、興奮気味に「今日はなにも言うことがないくらい文句のない勝ちっぷりでした。エンジンのかかりがとてもいいですね。距離はもう200mくらい伸ばして1600mくらいでもまったく問題ないでしょう」(社台サラブレッドクラブの公式ホームページより引用させていただきました)と語ったことが、今でも記憶に焼き付いている。
ノーブルジュエリーは年明けのG3アーリントンCを7着に敗れた後、順調さを欠き、春のクラシックには間に合わなかった。
重賞は6歳の引退前のG3京都牝馬ステークスをルメール騎手で3着に来たのが最高で、通算成績は21戦6勝 [6-7-3-5]。
1億4,717万円 の賞金を獲得し、1口50万円の馬ということで、回収率は736%(1
口馬主DBより)という満足のいく数字を挙げているが、正直、あの衝撃のデビュー勝ちからすれば、物足りない印象を否めなかった。
その後、ノーブルジュエリーの妹、弟は期待されながらも思うような成績を残すことはできていない。
・ノーブルコロネット (牝馬、201年生まれ、父ディープインパクト) 2勝
・ステラスターライト (牝馬、2012年生まれ、父ディープインパクト) 1勝
・サトノサンシャイン (牝馬、2013年生まれ、父ステイゴールド)未勝利
・プロキシマ (牝馬、2014年生まれ、父ステイゴールド) 2勝、中央現役
・ノーブルスピリット (セン馬、2015年生まれ、父オルフェーヴル)未勝利
さて、父がスピルバーグに代わって、ユヌエトワールはどんなレースパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
好意的に解釈すると、きょうだいたちが期待されながら結果が出ない場合は、才能の阻害要因が何かある。
これを取り除くことができたとき、その馬は爆発する。
悪意的に解釈すると、この母系はサンデーサイレンス系とは相性が合わない。父スピルバーグにでも結果は同じだろう。
結果が前者であれば、G1勝ちこそないものの、重賞を4勝したノーブルジュエリーたちの母ノーブルステラは優秀な繁殖牝馬ということなのだろう。
後者なら、いい加減にサンデーサイレンスの血にこだわらずに非サンデー系をつければいいと牧場側に注文を出したい。
2018年産はハーツクライ牡馬、2019年産はキズナ牝馬が誕生している。
そして、2020年にはやっと非サンデーサイレンス系のハービンジャーをつけ、受胎している。
ここで、1口競馬の戦略。
このユヌエトワールがクラシックまで駒を進めることができたならば、2018年産のハーツクライ牡馬と2019年産はキズナ牝馬がねらい目。
もし、ユヌエトワールが結果を出さなければ、来年(2020年)生まれるハービンジャーの子どもに行ってみるのも一考だ。
12月4日(水)は岩崎騎手騎乗でCWコースで追い切られ、6F84.9-68.9-52.4-38.2-11.8のタイムをマークしています。岩崎騎手は「きっちりと手前を替えて走れていました」と話しています。現状はまだ華奢に映りますし、将来的にはパワーアップが望まれますが、まずまずの態勢が整ったといえそうです。
社台サラブレッドクラブの公式ホームページより引用させていただきました。
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