【アンティシペイト】祖母アンチョへの思い

8月18日(日)

【G1】

<牡馬>アンティシペイト 、父 ルーラーシップ、美浦・国枝栄厩舎

札幌 5レース( 芝1800 m)福永祐一騎乗

アンティシペイトの祖母のアンチョ(カナダ産、1998年生まれ、父ワイルドゾーン) に対しては収まらない思いがある。

産駒からはCCAオークス(G1)を優勝したワンダーレディアンエル(2003年生まれ、父Real Quiet) を輩出したのを見込まれて社台グループに購入され、期待感いっぱいで産駒の日本デビューが待ち望まれた。

ところが、その期待はすぐにしぼんでしまう結果となった。

本邦で最初の子ダノンアンチョ (牡馬、2007年生まれ、Unbridled’s Song) は中央未勝利で地方2勝。

2番めのイングリッド (牝馬、2008年生まれ、ディープインパクト)は4戦 3勝のパフォーマンスを示すも、重度の屈腱炎を発症して4歳で惜しまれつつ引退。

3番めのアンチュラス (牝馬、2009 年生まれ、父ディープインパクト) はKBSファンタジーS(G3) 2着の実績を持つも2勝止まりでクラシック出走は叶わなかった。

そんななか、アンチョは2009年10月20日に亡くなってしまう。

はっきり言って、アンチョの子どもはずっと狙ってました。

いつかは大物を出すだろうと確信があった。

その悲願が果たせなくなったいま、期待はアンチョの孫に向かっています。

アンティシペイトの父 ルーラーシップは2歳戦から古馬になるまで息の長い活躍を期待できる優良な種牡馬だ。

ここはひとつアンチョの予感が現実となるべく、孫のアンティシペイトに期待をつなぐのみ。

先週末8月11日(日)ダートコースで時計を出しており、5Fから71.1-56.1-41.2-13.4秒をマークしました。今日8月14日(水)は福永騎手を背に芝コースで追い切りました。5Fから66.2-51.1-37.4-11.8秒の時計を併せ馬でマークしています。
「終いまでしっかりとした脚捌きで、ジョッキーの感触はなかなか良かったようですね。走りに前向きなのが長所のひとつです。スタートも速いですよ。先週の新馬戦で4着に入ったパートナーよりも能力は高いと思っていますので、いきなりの好勝負を期待しましょう」(国枝調教師)
「動きがドタドタとした感じで、まだ体を上手く使い切れていない様子ですが、跨った直後よりも、コースに入ってからの方が感触は良かったです。助手からは『右に張るような面がある』と聞いており、角馬場でのハッキングでは問題なかったものの、コースでキャンターにおろしてからそういう面を見せました。ただ、前の馬の後ろに入れて、上体を起こしてあげてからは改善され、その後の動きは良かったですね。ゲートも速いと聞いており、いい勝負ができそうです」(福永騎手)
「飼食いは問題ありません。中長距離向きのシャープな体型ということもあって、身になるような感じではないものの、目方の増減はなく、いい意味で平行線です。入厩直後は煩い面を見せましたが、その後は特に問題なく、ここまで順調に調整ができました。切れるタイプというよりは、長くいい脚を繰り出してくれそうです」(椎本助手)

G1サラブレッドクラブの公式ホームページから引用させていただきました。

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